プログラミングとデザイン、スタートアップの話

プログラミングやデザイン、スタートアップ関連についての雑記

エンジニアになりたいならアフィリエイトサイトを作ればいい

エンジニア(プログラマー)になるためには、どのようなステップで学習していけば最も効率が良いのかよく質問を受ける。巷にも学習方法について書かれた記事がたくさんある。もしあなたがインターネット関連業界でエンジニアとして働くことを想定していて、なおかつWebメディア等を運営している場合なら、エンジニアの学習教材としてアフィリエイトサイトを作ればいい

1. アフィリエイトサイトを練習教材にするメリット

1-1. お金を稼げる

おそらく初心者が初めて作るサイトは何かしらのクロールサイト等のメディアだろう。「はてブの過去のホットエントリーをまとめた」とか「オススメの映画をクロールしてお気に入り機能があって、コメントが出来る」とかだ。はてブでも過去に「プログラミング未経験者が◯ヶ月でWebサイトを作ってみた」という類の記事が沢山エントリーされている。このようなサイトを一番初めの練習として作ってみることは良いことだが、はてブ経由の流入が千数百あったっきり、その後ユーザーがあなたのサイトを訪れることはほとんどない。つまり、作っておしまいなのだ。

対して、もし一番最初のプロダクトとしてあなたがアフィリエイトサイトを作れば、それをあなたの収益源へ成長させることができる種となる。せっかく自分が初めて作ったプロダクトなんだったら、多くのユーザーに使ってもらうか、お金を稼げるかくらいした方がやりがいがあるだろう。

1-2. ブログ形式だから練習教材として適切な難易度

アフィリエイトサイトは基本的にはブログ形式となるため、初心者にとってはちょうどよい難易度になる。記事があり、コメントがあり、カテゴリ、タグがあり、写真の挿入やマークダウン記法などを学ぶ機会になるだろう。加えて管理画面の作成も必要となる。これまで他の言語を学習したことがある人なら話は別だが、初めてRailsやphpを学んでプロダクトを作る人にとってはちょうどよい。

1-3. 商品知識とSEOの知識が養える


まずアフィリエイトで商品を購入してもらうためには、その商品やマーケット、ユーザーのことを知らなければならない。また、どのような競合が存在していて、差別化をどう図るのかを考える機会を得ることができる。さらに、どのようにユーザー集客をすれば良いかも学ぶことができる。よくあることだが、初心者がプロダクトを作ったのはいいものの、ユーザーが集められなくて死ぬサービスは山程ある。なんとなくWebサービスを作ったらそんなものだ。

アフィリエイトサイトを作って収益を上げたいのであれば、SEOを中心としてユーザーを集めることになるだろう。SEOの知識は幅広く、全てをあなたが網羅する必要はないが、SEOとは何なのか、またGoogleはどのようなWebサイトを評価し、なぜそう評価しているのかなどを知ることは、今後Web業界で働く可能性があるなら大いに役立つだろう。

2. 初心者がアフィリエイトサイトを作るまで

2-1. どんなサイトにするかを決める


まずは本などでプログラミング言語のことを学び、チュートリアルやスクールなどで最低限のデモを作ることを終えたら、あなたオリジナルのアフィリエイトサイトを作ってみよう。アフィリエイトサイトといっても、いわゆる個人ブログを作るようなものだと思えば良い。はてなブログやAmebaブログ、Mediumなどを見てどんな機能が必要なのかを整理し、モデリングをしよう。

2-2. どんどんアップデートを重ねながら記事を書く

完成するまでには1〜2ヶ月くらいかかるだろうから、本を買って勉強し始めた時から3〜4ヶ月ほどでここまでとりあえずできるようになる。あとは、自分の作ったブログに記事を書いていけばいい。きっと自分の作ったブログの使いにくさに辟易するときがくるだろう。そしたら、自分の手でカスタマイズ、アップデートをし、良いブログに変えていけば良い。自分で作ったサイトなんだから好きな様に変えればいいのだ。

2-3. 収益が上がり始める

その後記事を3ヶ月位書き続ければ徐々に収益が上がってくるだろう。自分の作ったブログで自分の書いた記事経由で収益を得ることは良い体験だ。約半年強でここまでこれる。もう少し辛抱して継続していけば一定の収益が定期的に入ってくる仕組みを作れるようになる。もちろん、あなたがどれだけアフィリエイトやUX、プログラミングについて勉強し、それをあなたのブログに反映させることができているかに依存する。

3. まとめ


この記事で伝えたいことは、お金を稼ぐ手段としてアフィリエイトがいいということではない。プログラミング初心者が初めて自分でゼロからプロダクトを作って見る時に、アフィリエイトサイトという選択肢も大いに有り得るということだ。あまりにも多くの人が「はてブクロールサイト」「映画クロールサイト」等を作っている。クロールサイトを作るだけでは、クロールと最低限のプログラミング知識しかつかない。

もちろん、この話はWeb開発を行うためのプログラミング言語を学習している人に限定されるが、大学1〜3年生とかなら一度チャレンジしてみてもいいのでは。


次の記事は harv-tech.hatenablog.com

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