プログラミングとデザイン、スタートアップの話

プログラミングやデザイン、スタートアップ関連についての雑記

大学生でプログラミングを勉強しようか迷っている人にメリットとデメリットを教えます

プログラミングブームは今だ健在で、文系理系問わず独学でアプリ開発やWeb開発のためのプログラミングを勉強している人が増えているが、勉強すべきかどうか迷っている人のためにそのメリットとデメリットを解説する。

どちらかというとメリット面は理解している人が多いようなので、本記事ではデメリットサイドから紹介していく

デメリット

プログラマーとして就職したいなら少なくとも1年以上の学習期間が必要

「自分の手でプロダクトの開発をしたい」「自分で好きなWebサービスやアプリを作れるようになる」と聞くと聞こえは良いが、実際に自分の手でプロダクトを開発仕切るまでには3ヶ月〜6ヶ月は掛かる。また、プログラマーとしての就職を考えているのであれば、一般的なベンチャー企業では1年程度の開発経験を求められる

割と長期間の学習時間を要するため、勉強を始める前に「プログラミングを学習する理由」を自分自身で腹落ちさせていないと、途中で挫折する確率が上がる。例えば、あなたは大学生になってから1年以上何かに継続して取り組んだことがあるだろうか?英語の勉強でも、資格でも良い。アルバイトはジャンルが違うため、対象外。何らかのスキルを獲得するために1年以上努力を続けるということは案外大変なことだ。

プログラミングの学習はそういったものに該当する。もちろん、性格的にプログラミングがあっていて全く苦にならない人もいる。しかし、一般的にはプログラミングは少し難しいと感じる人が多いし、途中で投げ出したくなるポイントが多い。イメージとしては英語に近い。英語もすぐに喋れるようにはならない。辛抱強く学習を継続させることが、プログラミング学習には必要だ。

プログラマーとして生きていくなら、土日が潰れる

一般的にプログラマーは土日や平日の夜などに日頃からプログラミングに関する情報のキャッチアップや学習を行っている。なぜなら、技術トレンドの移り変わりは早く、それに取り残されることはプログラマーとして取り残されることを意味するからだ。

営業職の人と技術職の人では、土日の過ごし方が大きく異なる。これはあくまでも一般論だが、営業職の人の方が土日に自由に使える時間がある。誤解を恐れずもう少し単刀直入に言えば、営業職の方が土日に遊んでいる。これは良いとか悪いとかではなく、事実ベースでそうだ、というだけだ。

プログラマーだからといって全ての土日が学習によって潰れるというわけではない。しかし、基本的には自分の技術のブラッシュアップをしている人が多いということが事実である。なぜこのような状況になるのか。原因は複合的だが、最新技術を職場で学習する機会が少なかったりすることも理由の1つ。

中途半端な経験ではプログラマーの気持ちは理解できない

プログラマーとともに働くことを見据えて自分もプログラミングを勉強する、という目的の人が増えてきているという。これは良い姿勢だとは思うが、きっとあなたはプログラマーの気持ちは理解できない。理解するためには実際に他のプログラマーやデザイナー、PMなどと数年は働く経験が必要となる。

サッカーを1年だけやってサッカーの全てを知ったような気になることが到底間違いであることは自明だろう。プログラミングをそれと近しい。

メリット

どこでも働ける

仮にあなたがプログラミングスキルを身に付け、かつ英語もちょっと喋れるようになれば日本で働く必要は無い。好きな所で働ける。世界的にプログラマーの需要は大きいため、一定のスキルとコミュニケーションに問題がなければ選択肢が幅が一気に広がる。

もちろん、日本でもプログラマーの需要は未だに大きい。あなたの強みにプログラミングというスキルが掛け合わされることで、市場価値が上がる。

やりたいことがすぐできる

プログラミングのスキルがないと、自分で作りたいものを考えても、製作は誰かに依頼しなければいけない。コミュニケーションコストもかかるし、実際に開発費用を支払わないといけないかもしれない。特に開発の依頼先は規模にもよるが、探すのは結構めんどくさい。友達伝いで探すか、クラウドソーシングで探すかだ。

アイデアを自分の手がすぐに形にできるということは、楽しいし、素晴らしいことだ。「こんなアプリを作ってみたい」と思ったら、それが数カ月後には完成しているようになる。スキルがあれば、数週間後にできることだって普通だ。

Webやアプリのことを学べる

最近のインターネット業界には、インターネット関連の商材を扱っているにもかかわらず、インターネットを理解していない人が多すぎる。Webサービスを扱っているのに、Webの仕組みをしらなかったりする。これは制作サイドからの信頼感も上がらないし、Webのトレンドを理解できないという点で致命傷になり得る。

技術トレンドを理解していれば、技術トレンドから新しいアイデアが浮かんでくる。これからのインターネットの流れを汲んだ上でのアイデアが出てくるようになる。

まとめ

ものづくりを自分の手ですることはとても楽しい作業だ。自分の手で自分のプロダクトを作り終えた時の感動は大きい。しかし、最近はプログラミングブーム感が強く、その流れに流されてなんとなくプログラミングを学んでいる人も多く、それにかなりの額の金額を費やしている人も多いと聞く。それ自体はあまり良いことではないため、この記事が参考になれば嬉しい。