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【評判】TECH::CAMP(テックキャンプ)とProgate、プログラミング初心者はどちらを選択すれば良い?

[2018年2月4日更新]

f:id:harv-tech:20160213144117j:plain プログラミングをこれから身につけようとしている初心者の人たちは、どのようにプログラミングを勉強していくか迷いますよね。

特に最近では本やオンラインコース、オフラインでのレッスンなど色々な勉強方法が溢れているため、どれを選んでいいか悩んでしまうと思います。

今回の記事では、新しい料金体系になり、受講者にとって学習しやすくなった通学型プログラミングスクールTECH::CAMP(テックキャンプ)オンラインで受講できるProgateとの2つの勉強方法を比較し、メリット・デメリットを整理していきます。これら2つのサービスはこの1年ほどでプログラミング学習ツールとしてトップレベルの人気となっていますが、その金額差がかなり大きいことから、どちらを選んでいいか悩んでいた方が多かったですが、2018年現在、2つのサービスの料金体系にも変化があったので、それらを踏まえた比較をしていきます。

ひとまず序盤〜中盤まではそれぞれのサービスについての事実のみを述べます。最後にまとめて私の意見を書きます。結論から読みたい方は、最後から読んでみてください

TECH::CAMPとProgateの概要

TECH::CAMPは東京を中心に開催されているプログラミング学習キャンプです。短期集中型で一気にプログラミングを勉強するというもので、Ruby on Railsを使ったWeb開発が学べます。他にもUnityを使ったVR・3Dゲーム開発コースやデザインコース、AI入門コース等があります。

2017年中に料金体系を刷新し、これまで何種類か用意されていた料金体系はわかりやすく1種類のみに統一され、かつ受講者のニーズに対応した料金体系に変更されました

f:id:harv-tech:20180204235213p:plain TECH::CAMP(テックキャンプ)の料金体系

HTML, CSS, Ruby, Railsを勉強できるテキストが用意されていて、そのテキストに沿って勉強し、サンプルアプリを作っていくというのが主な流れです。テキストの質の評判は高いです。テックキャンプ創業者の方がテキストのクオリティには当初からこだわり、世界で一番理解がしやすいテキストを作ると気合を入れていた現れでしょう。それ以外にも、質問が出てきたらメンターにすぐに質問が出来たり、勉強をするための場所が用意されている<というのがTECH::CAMPのメリット・ポイントです。

これに対してProgateオンラインでRailsを独学で勉強するサービスです。HTMLやCSS, Javascriptも同時に学ぶことができ、全て完全無料で利用できます。有料コースもあるのですが、まず基礎をつける上では無料で勉強ができます。TECH::CAMPとは異なり、オンラインサービスであるため、誰かにすぐに質問をしたりすることはできませんが、こちらも教材の質は高く、教材に沿ってやっていけば力がどんどんついていくという形になっています。

Progateはテキストがあるというわけではなく、パソコンで解説を見ながら自分でProgate上でプログラムを打っていきます。このやり方は非常に学習効果が高く、サクサクと勉強を進めていけるのが特徴です。面倒な環境構築なども必要なく、本当にProgateにアクセスするだけで勉強がスタートできます。

強制的にやる気を出す

TECH::CAMPとProgateとの大きな違いは「お金」と「人」です。

TECH::CAMP初期費用として税別12.8万円の入学金が必要です。他に月額12,800円で空いている時間にはキャンプ場所(オフィスみたいなところ)に行って勉強します。入学金の約13万円は結構な大金ですよね。Macbook買えちゃいますから。「これだけのお金を払ったからには投資回収をするしかない!」というように強制的に自分に対してやる気を出すことはできます。また、スクールに行けば同じように受講している生徒がいるため、横のつながりによってモチベーションは担保される仕組みになっています。

プログラミングって結構多くの人が挫折するため、そこを「お金」と「人」によって防ぐということが可能ではあります。

わからなくなったときの対処法

TECH::CAMPにはメンターがいます。Progateにはメンターはいません。

プログラミングを初めて勉強したときには右も左も分からない状態ですし、どんどんわからないことが出てきます。バグも沢山出てきます。

その時の対処法が「メンターに頼る」ググるかの2つの方法に分かれます。

初心者の人からすればググり方もよくわからない状態からスタートするので、メンターが存在することは非常に心強いと思います。

メンターが卒業生という罠

とはいえ、気をつけなければいけない点は、TECH::CAMPのメンターの多くはTECH::CAMP卒業生であるということです。

あるTECH::CAMP卒業生の感想ブログ記事には、このように書かれています。

ほとんどを自学で進めたのであまり不満は無いのですが、ちょっと気にはなりました それもそのはず。メンターを務めるのは大学生やTECH::CAMPの卒業者なので、レベル感としては「わたしたちより上手な人」という感じです。 もちろん質問は答えてもらえます。ただ、「答えがわかりやすい」とか「質問の意図を汲み取って、他の知識も教えてくれる」まで期待すると、ちょっと拍子抜けするかもしれません。 ただ、年齢が近い(若い)ため、友達感覚で色々聞いたりはできます。好きな人は好きだと思います。自分にはちょっとだけ合わなかった。

この方が書かれている通り、人によって合う合わないはあるでしょう。

私の意見

「過去にプログラミングを勉強したが複数回挫折した経験があり、自分一人ではどうしてもプログラミングを継続して勉強することがどうしても難しい」という人だけが、TECH::CAMPに向いているのではないかと思います。

これまでTECH::CAMPは1ヶ月または2ヶ月のコースで月々約13万円の費用がかかりましたが、プログラミング学習者の実際の学習進度を見て料金体系が刷新されています。プログラミング学習は1,2ヶ月では完結することは難しく、3ヶ月〜半年かかっても受講者が安心して納得行くまで学習ができるスタイルに生まれ変わりました。

2ヶ月目以降は月額12,800円の受講料が発生しますが、受講し続けるかどうかは自分自身で意思決定することができます。もっとTECH::CAMPで勉強したい、月額12,800円なら投資としては安いものだと判断できる場合は続けたらいいです。逆に自分はプログラミングは向いていないとか、TECH::CAMPの指導方針が合わなければやめればいいです。

アメリカではプログラマーへのジョブチェンジに数十万投資する人はザラにいます。このジョブチェンジによって今後数十年の人生が変わると考えれば安いと判断する人が多いからです。

Progateのようなオンライン学習ツールでコツコツやってもいいですが、TECH::CAMPのような強制的な学習の仕組みがある&質問が自由にできるという特徴に思い切って入学金を払い、プログラミングの力をつけることをオススメします。

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