大学のレポートの提出はスマホのメモアプリを使って全部書きあげて、それをレポートにして提出する人が増えているらしいです。
プログラマーのような仕事をやっている私からすると、衝撃でした。
「絶対効率悪いだろ、頭悪すぎてヒクわ!」くらいの。
スマホの方が早い理由
彼らの言い分としては、「パソコンで打つ方が遅いからスマホで打った方が速く、楽に終わる」と。
しかも「寝転びながらでも打てるし」という理由もあるらしいです。
パソコンを持たない若い人が増えているとはなんとなく噂で聞いていたものの、まさか2,000文字とか4,000文字もあるレポートを全てスマホでやりきってしまうという人を目の前にした時はカルチャーショックでしたね。
パソコンのタイピングができない
パソコンのキーボードで文字を打つことなんて中学とか高校の情報の授業でちょこっとやる程度で、そもそもタイピングができないらしいです。
人差し指でキーボードを確認しながら打たないといけないくらいのレベルらしくて、たしかにそれならスマホの方が早そう...。
この話をしてくれたのは知り合いの女子大学生や専門学生3,4名で、偏差値は45〜55の範囲の大学、短大に所属している人たちです。
サンプルとしては十分な量ではないわけですが、そういった人たちが存在するんだという事実を書きたかったです笑
ノートパソコンを利用している高校生は30%
毎日新聞の昨年の記事からの引用。
内閣府が今年2月に発表した「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、スマホを利用している高校生は89%に上る一方、ノートパソコンは30%、デスクトップパソコンは16%に過ぎない。
また、内閣府の別の調査によると、米国の13〜17歳のネット利用者のうち、コンピューター活用が98%と携帯電話の64%を上回っている。英国でも12〜15歳の92%がパソコンを利用しており、欧米に比べて日本の青少年のパソコン利用率は少ない。
経済協力開発機構(OECD)が今年9月に発表した15歳対象の調査では、欧米では家庭の経済状況と子どもの家庭でのパソコン利用率は差がないところが多いが、日本は経済的に豊かでない家庭では、利用率が下がっている。
学校でのパソコン利用率も調査42カ国のうち、下から2番目。こうした点から、家庭でも学校でもなかなかパソコンを利用できない層がいることが浮き彫りになっている。 パソコン使えない若者、増加より
確かにこのデータが正しいとすると、レポートを書く時にスマホの方が早いという意見を持つ高校生や大学生は一定以上存在するはず。
レポートならまだしも、これだとワードとかExcelの基本操作すらできない人は多そうですね。そういった人はそれらが必要な仕事には就かないと思いますが。
自分の常識が通じない
このカルチャーショックは自分にとって良い気づきとなりました。
自分が当たり前だと思っていることは、女子大学生の一部や主婦にとってはまったくもって常識ではなく、
彼らは別世界で生きているということを。
サービスを作る時にも、ユーザーが自分がいる世界と遠い世界にいる人達ならしっかりと事細かにリサーチして、なりきれるくらいまでやらないとダメですよね。
良い経験でした。