SwiftでiPhoneアプリ開発をしたいならこの本を読め!初心者におすすめな2冊
前回の記事でiPhoneアプリ開発を独学で勉強する時のオススメのサイトを紹介した。
この記事の最後に述べたように、iPhoneアプリ開発をSwiftで行う場合に関してはWebサイトだけでは十分とは言えないのが現状だ。ということで、今回はあなたの勉強をサポートするオススメの書籍を2つだけに絞って紹介する。5個も10個もリストアップされてもどれを選べばいいか結局わからなくなるから、2つにした。
Appleが出している公式のSwift書
まず最初にオススメしたいのはAppleが出している公式書。iPhoneアプリ開発をするためにはSwiftというプログラミング言語の学習に加えてXcodeというIDEの使い方を学ぶ必要がある(今はIDEが何かわからなくても良い。ひとまず学習すべきことが2つあるということだ)。学習内容をSwiftとXcodeとに分けた場合、この本ではSwiftの方を学ぶことができる。
内容はとても体系的にかかれていて、この本を繰り返し読めばだんだんSwiftをどのように使えばよいのかがわかってくる。ただし、注意点としてこの本は英語で書かれているため、英語が苦痛じゃない人向けだ。この本はiBookで無料で手に入るから、とりあえずダウンロードしておいたら良い。
絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門
Swift関連の書籍は今のところ10冊前後出ているが、どれか1つ選べと言われれば筆者は自信を持ってこの書籍をおすすめする。理由は下記の通り。
最新の情報に対応している
まだiPhoneアプリ開発経験がない人だとわからないかもしれないが、iPhoneアプリを開発するためのプログラミング言語であるSwiftはまだ誕生してから日が浅く、頻繁にプログラミング言語がアップデートされる。プログラミング言語のアップデートの意味もわかりづらいかもしれないが、コードの書き方が少し変わったりするのだ。英語にたとえて言えば、「You are」と書くところを、今後は必ず「You're」で書いてくださいね、みたいな変更だ。
昨年の暮れにSwiftがバージョン2にアップデートされ、いくつかルール変更が行われたのだが、この書籍はその変更に対応しているのが◎。出版社としてはなかなか大変だと思うが、素晴らしい対応だ。アップデートがあったからといって、根本を揺るがすほど大幅に内容が変わるわけでもないのだが、初心者からしたら本の内容が正しい状態で学習することがベストだ。本に「You are」と書けと言われているのに、実際にそうしたらエラーになるなんてことに出くわすと混乱する可能性が高いからだ。
Xcodeの使い方もわかる
先に述べたようにiPhoneアプリ開発をするためにはSwiftとXcodeの2つを勉強する必要がある。この書籍ではそのどちらとも勉強できる。初心者の人が自分で本を選んでしまうと、Swiftのことしか説明されていない本を買ってしまったりすることもあって、後からXcodeについて解説されている本を買わないといけないなんてこともある。
Xcodeの使い方は前回の記事のWebサイトでも学習できるため、本にかかれていることが必須ではないが、できれば同じ書籍の中でSwiftもXcodeも解説してくれている方が綺麗な流れで学習できるため、望ましいといえる。
初心者向けの丁寧な内容
この本はかなり初心者目線に立った構成をとっているため、これから初めてプログラミングをやるという人でも問題なく学習できるし、もちろん他の言語経験がある人でも理解しやすい内容となっている。
おわりに
タイトルは「2冊」と書いたが、実質的には最後に紹介した1冊が一番良い選択かもしれない。まずはこの本を買って、概要を掴んでからわからない所をWebサイトなどで別の視点でチェックしながら、アプリ開発に挑むのが良いだろう。