プログラミングとデザイン、スタートアップの話

プログラミングやデザイン、スタートアップ関連についての雑記

技術理解の浅い会社にプログラマーとして入社すると辛いよという話

プログラマーとして就職するならその会社の体質として技術理解度がどれほどかという点はしっかり見た方がいいです。

営業畑出身の人ばかりが経営陣にいる会社やシステム構築の外注率が高い会社は、総じて技術理解度・技術者に対する理解が低い傾向にある気がします。

工数の感覚が合わない

プログラミングについての理解が浅い人がプロダクトマネージャーだったりすると、ほとんど実現不可能な工数での開発を求めてくる輩がいます

5ヶ月位は見積もらないといけない案件だったとしても、3ヶ月でやってくれとか言われてげんなりします。

なんとかその工数について摺り合わせを行って機能削減などで工数の折衷案を取り付けたとしても安心できないです。

開発中の突然の仕様変更、新規機能追加などが舞い込んできます。

別にそれ自体はあるあるなので問題ないのですが、なぜかそれが工数に反映されない場合があります

なんで仕様が変わったのに工数が変わらないと思うのか?

なんで新規機能の開発が追加されたのに工数がそのままでいいと思うのか?

プログラマーからしたら謎すぎます。

プロダクトマネージャーや営業からすればクライアントとの約束があったりするため、そのしわ寄せがプログラマーに来るのです。

良いPMや営業なら、きちんと社内のプログラマーのことを考慮してクライアントと納期等の調整を行う訳ですが、全てのPM・営業がそうではないです。

こういったプログラマーのことを全く理解できていない人たちと働くことは精神をかなりすり減らします

テストの重要性が理解できない

非技術者はテストへの理解度が低い場合が往々にしてあります。

特にベンチャー企業では、スピードを重視しすぎるが故にテストは手動テストでそこそこにしてリリース優先とかいう場合があります。

長い目で見たらテストコードは実装した方がいいはずなのに、目先のスピードだけを取りに行くような人たちがいます。

わざわざテストが何故必要かを説明して納得させないとテスト実装のための工数が割けないです。

最近でこそ、テストコードを書くことが当たり前になってきていて多くの企業では、はじめからテスト実装の工数を組み込んでくれるようになっていますが、全ての企業がそうではないので注意した方がいいです。

新しい技術への関心の違い

「こんな技術が出てきたからプロダクトに組み込んでみたい」というプログラマーの気持ちはほとんど理解されません。 その技術を取り入れることで利益に繋がるのか?という視点で見られるからです。

これは企業として利益追求していく上では至極真っ当な意見ですが、難しい所ですよね。

プログラマーとしては新しい技術への探求は付きませんし、そこから何か新しいものが生まれる可能性もあります。

しかし営業の人はそんなことは一切気にしません。

プログラマー出身の経営陣がいる企業では、比較的その点を理解してくれる傾向にあります。

企業であるかぎり、売上・利益・ユーザーのことを最優先して考えることは必須なので、なんでもかんでも新しい技術を取り入れていてそちらが疎かになることは本末転倒なのですが、プログラマー出身の人が上にいる場合、その点をうまく汲み取りながらバランスよくやってくれます

企業の口コミサイトを見たほうが良い

技術者への理解が浅い企業は、確実に技術者からの不満が爆発しています。

ちょっと転職クチコミサイトなんかを見てみればその手の不満等がかなりの量書き込まれているので、就職・転職前には絶対に見ておいた方がいいですね。