プログラミングとデザイン、スタートアップの話

プログラミングやデザイン、スタートアップ関連についての雑記

海外と日本とでSNSに表示される広告が違いすぎる

サンフランシスコに2ヶ月、ロンドンに1ヶ月、その他ヨーロッパ諸国何カ国かに数日ずつ滞在した時の話。

TwitterやFacebookのアプリやWebサイトを使っているとインフィード広告が流れてくるが、日本と欧米諸国で広告の内容、デザインがとてつもなく違う。海外に行くと様々なカルチャーショックを受けるというが、この広告の文化の違いは筆者としてかなり大きなカルチャーショックだった。 日本のTwitter広告と欧米諸国の広告の違いがすごい

コンテンツの違い

まずデザインうんぬんより、コンテンツに歴然とした差があった。日本にいた時は気付かなかったが(あまり意識していなかったが)、海外でのしばらく生活したあとにふと日本に帰ってくると日本で流れてくる広告の出合い系やゲーム系がいかに多いのかということに気付かされる。

やたらと綺麗なお姉さんの写真が流れてくると思ったら、出合い系の広告だったりする。海外でも出合い系サイトやアプリは日本と同様一般的だが、TwitterやFB広告全体に占める出合い系比率が高い。ちなみに、筆者は出合い系のヘビーユーザーとかではない。

さらに出合い系と同じくらいゲーム広告が多い。これはTwitter広告に多く見られる。やはり日本のゲーム文化、スマホ文化はとてつもなく大きく、マーケットも大きいのだと感じた。欧米諸国の人たちは日本人と比べてスマホの利用時間は短いし、日本独特のマーケットになっている。

デザインの違い

デザイン業界では当たり前だが、日本と欧米では広告のコンセプトが全く異なる。

例えばこちらが欧米のTwitter広告の一例。 f:id:harv-tech:20151219012007p:plainf:id:harv-tech:20151219012022p:plainf:id:harv-tech:20151219012044p:plain

一方、こちらが日本のTwitter広告。 f:id:harv-tech:20151219012422p:plainf:id:harv-tech:20151219012434p:plainf:id:harv-tech:20151219012445p:plain

やはり海外の広告は写真とテキストでシンプルな構成が多い。日本の広告はよりごちゃっとしている印象のものが多い。最近ではそうとも言い切れなくはなっている流れではあるが。

どちらが良い、悪いではなく、それぞれの地域の文化に紐づくため優劣はつけることはできないが、圧倒的な差があることは事実。

グローバルで戦う時に、背後に潜む落とし穴

上記の例からわかるように日本と海外では何もかも異なる。グローバルを目指すという企業は非常に多いし、それに憧れる人も多いようだが、デザイナーに限ってはまたゼロから勉強し直す覚悟でリサーチしないければいけない。