独学でも確実に力がつくプログラミング勉強法【Rails編】ステップ②
前回の独学でも確実に力がつくプログラミング勉強法【Rails編】ステップ①の続き。 前回の記事では、書籍を購入しその進め方について言及したが、今回はその次のステップを紹介。
2. チュートリアルをやってプログラミングをしてみる
ステップ1で本ばかり読んでいて辛かったかもしれないが、やっと実際にプログラミングをすることができるフェーズだ。プログラミングとは数学なようなもので、実際に手を動かしてやってみないことには成長はしない。では、どのようにプログラミングの最初の一歩を歩み始めればよいかというと、チュートリアルというものを使うのが良い。
チュートリアルとは、お手本となる教材に沿ってそれを真似しながら学習していく方式のことを指す。書籍としてチュートリアルを扱っている場合もあれば、インターネットで無料で手に入る教材や動画などがある。
今回は開発環境構築が不要でチュートリアルに挑める2つの方法を紹介する。
※開発環境構築とは、実際にあなたのパソコンでプログラミングを始める時にプログラミングができる環境を作ることを指す。あなたが仮にMacを持っていたとしてもそれだけでRuby on Railsは動かない。チュートリアルを行う前に開発環境構築をする必要があるが、その時点で詰まってしまい、挫折する人もいるため、開発環境構築無しでチュートリアルができるような方法を紹介する。
方法その1 Progate
Progateというサービスがあり、なんと無料でRuby on Railsを学ぶことが出来る。デザインもとても綺麗でプログラミングを勉強するのが楽しくなるようなインタラクティブな構成となっている点が良い。高校生〜大学生にとても人気を博しており、ユーザーがたくさんいる。日本では近年Ruby on Railsの学習者が急増しているため、RubyやRuby on Railsの教材が一番充実している。
ProgateではHTMLやCSS,Javascriptのようなフロントエンドと呼ばれるデザインに必要なマークアップ言語等の教材も用意されている。実際にRuby on Railsを使ってWebサービスを作る際にはHTMLやCSSの知識は最低限必要なため、Progateを使ってRuby on Railsと一緒に学ぶのが良い。
学習する順序としては、HTML&CSS編(基礎)→Ruby(基礎)→Ruby on Rails(初級)→Ruby on Rails(中級)→Ruby(応用)→Ruby on Rails(上級)という流れが最も学習しやすいだろう。
方法その2 Railsチュートリアル
Railsチュートリアルというテキストがインターネットで無料で手に入る。世界中で長年愛されているチュートリアルテキストで、きちんと定期的にアップデートされていて内容は非常に充実している。ProgateのようなWebサービスではないため、テキストを読みながらそれを真似していくスタイルなのでコツコツできる人にオススメだ。
内容はとても素晴らしいのだが、初心者には難しい(最初は不要な)部分もある。例えば、「テスト」と呼ばれるような章は飛ばして良い。Railsチュートリアルの必須ポイントは別の記事で紹介する。
まとめ
ステップ2では上で紹介したどちらかのチュートリアルをやるのが良いだろう。ドットインストールというチュートリアルサイトもあり、長年人気ではあるが、やはり開発環境構築が必要という点ではおすすめできない。解説も少し難しい印象がある。 他の選択肢としては、プログラミングキャンプのような有料レッスンがあるが、有料ということで今回は落選。お金に余裕がある人はそっちでやっても良いが、ProgateやRailsチュートリアルをきちんとやれば力はつく。