プログラミングとデザイン、スタートアップの話

プログラミングやデザイン、スタートアップ関連についての雑記

これからのエンジニアはもっと交渉力をつけないといけない

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エンジニア*1の多くは、交渉力・営業力がかなり不足していると思う。

コミュニケーション能力が十分ではなく、何か不満があるとTwitterに書いたり、影で文句を言う人も多い。

SNSに不満を投稿したり、影で文句を言うことは別にどうだっていいし、好きにしたら良い(倫理的にどうかは置いておいて)。

何が問題かというと、エンジニアのコミュニケーション能力不足・営業力不足がエンジニアの給与水準に悪影響を及ぼしているから。

フリーランスで交渉力が無い場合は得に顕著で、明らかに買い叩かれているエンジニアが多い。

社内の給与交渉なども、もっと交渉を頑張れば給与が上がる例なんてごまんとある。

しかしそれができないエンジニアが多い。結果としてエンジニアの相場が下がる。これは良くない。

開発マネージャークラスになる人は技術力に合わせて営業力・マネジメント力・交渉力等を持ち合わせているため、そのような例は減る印象。

また、フリーランスで稼ぐことができている人は、一定以上の交渉力がある。

ここでいう交渉力とは、自分の技術を正しく相手に伝え、その価値が如何程なのかをちきんと伝え、それに見合う報酬を得る力のこと。

「他にも同じような経歴でもう少し低めの報酬で勤務できるという方がいるんですがなんとかなりませんかね…」や「会社の状況的に○○円までしか出せないのですがなんとかなりませんか?」のような相手からの提案なんて耳を貸さなくていい。

それならそいつに頼めばいいし、その金額感で雇える人間を雇えばいい。自分を安売りするのは良くない。

それなのに安売りするような人が増えるから相場が歪む。

デザイナーだってコピーライターだってエンジニアだってみんな同じで、これまで自分で築き上げてきたスキルがあるんだから、それはきちんと相応の報酬を貰わないといけない。

自分を必要以上に大きく見せるのは行き過ぎると危ないが、多少オーバーになるくらいでしっかりアピールできるようにならないと、いつまでもエンジニアは買い叩かれる。

だいたい雇用主側は何でも値切りたいと思ってるんだ。ビジネスをやる以上、どんなものだって同価値なら少しでも安い方が良いにきまっている。

値切る、安くする前提で交渉してくる相手に、そのままこっちが折れたら相手の思う壺過ぎるでしょ。

「何値切ってきてんだよふざけんな」くらいの気持ちを持って、自分の価値を正当に評価してくれる相手と付き合えるように、自分の交渉力やコミュニケーション能力は磨いておかないといけない。

あなたは現状の自分の給与に満足ですか?それはあなたの価値を正当に評価していると思いますか?ギャップがあると思うなら、その原因はなんですか?

そのギャップを埋める術を探していくことが、エンジニアには必要だと思う。

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*1:ここでいうエンジニア=アプリやWebを開発するプログラマーを指す