プログラミングとデザイン、スタートアップの話

プログラミングやデザイン、スタートアップ関連についての雑記

年収1,000万フリーランスエンジニアの案件/収入ポートフォリオってどうなってるの?

フリーランスエンジニアとして2年目の下半期に突入。これまでの収入は、

1年目(2016年): 年収900万円
2年目(2017年8月現在): 年収1,200万円着地見込み

といった感じ。

約一年前に『月収100万円がアベレージで稼げるようになった』という内容の記事を書きましたが、そのペースは無事維持しています。

この記事を公開して以降、ありがたいことに多方面からコンタクトがあり、その中にはフリーランスエンジニアとして活動されている人から「どんな感じで稼いでるの?」という質問もたくさん頂きましたので、今回は実際の案件・収入ポートフォリオをざっくり公開します。

案件/収入ポートフォリオ

f:id:harv-tech:20170821173625j:plain

では、年収1,000万円の内訳を早速。

  • 常駐案件: 20%
  • 非常駐案件: 50%
  • 保守案件: 15%
  • 単発案件: 5%
  • ブログ関連: 5%
  • 投資関連: 5%

月々によってもちろん上下5%ほどの変動はありますが、この1年はだいたい上記のような内訳でやっています(稼働時間ではなく、収入比率)。

比率の半分を占めるのが非常駐関連の開発案件。プロジェクトによりますが、1クオーター〜2クオーター周期で案件が変わっていくことが多かったですね。

2番目に大きな比率を占めるのが常駐案件で約20%ほどです。週1〜1.5日ほどをお手伝いさせて頂く感じで、これは半年間スパンくらいで見ています。

個人的に常駐系は身動きが重くなるのが嫌なので大きな比率を占めないようにしています。

3番目に大きな比率を占める保守案件が最もROIが高い案件です。ここの比率をどんどん増やせば、収入アップに繋がると考えています。

保守案件が収入アップに繋がるワケ

保守案件は、過去の新規開発受託案件からGETしています。

例えば、「Webサイトを作って欲しい」といった案件は、納品で契約終了にするともったいない

納品後も何かトラブルが発生した時のためのメンテ・保守の契約をした方がいいです。

そうすることで、ほぼこちらの稼働がなくても保守費用として月1〜5万円ほどの収入を得ることができます

こんな感じの保守契約を複数件握っておけばある程度まとまった金額での安定収入に。それに加えて、今後の追加開発なども受注しやすくなります。

なんといっても交渉力が必要にはなりますが、ここをみすみすのがすと、月収が10万〜20万くらい変わりますからね。

保守案件を獲得するための開発案件とは

保守案件を手に入れるためには、既に開発チームが存在する案件はNGです

完全外注型の案件を見つけ、できれば自分一人で開発を任せてくれるような案件を探しましょう。もちろん、デザイナーが別にアサインされていてもOKです。単純にバックエンドが1人であれば、その後の保守は自分が担える可能性が高いからです。

キーワードは、完全外注・少人数型の案件

エージェントは大手だけではなく、新興系エージェントも漏らさないように

フリーランスとして案件との接触頻度を増やすためには、エージェントの活用も欠かせないわけですが、大手の有名なエージェントばかりに登録すると危険です。

なぜなら、

大手エージェントは多くのフリーランスエンジニアを囲っている ↓ フリーランス同士での競争が発生する ↓ 案件獲得難易度が高い

といった構造が発生するからです。

なので、大手も登録しつつ、これからエージェントとして頑張っていくぞ!という新興企業の方が結構必死に案件を紹介してくれます。だって、彼らもビジネスとして案件紹介数を増やさないといけないですからね(笑)

例えば、ギークスジョブとか、midworksBITAあたりは良い頻度で案件を紹介してくれる印象がありました。

自分自身がフリーランスとして活動し始めた時は、かなりレバテックフリーランスにお世話になっていたのですが、正直ここだけを単発で使っていたら、今の年収は実現できていないです。

エージェントが必死になって案件を探して来て、自分に紹介してくれるようなところも併用し、先に紹介した保守などの契約まで合わせてGETしていくことが自分の場合成功パターンだったと思います。

ギークスジョブ

・エージェントが必死でなかなか良い
・これからも頑張ってくれると思っている期待株

オススメ

midworks

・エンジニア関連の事業のみにフォーカスした会社さん
・エンジニアの目線で考えられるエージェントが多い

ほぼ不労所得の保守契約をまずは1つから

もちろん保守契約を結んでいる以上、何かトラブルが発生した場合にはその対処が必要にはなりますが、とはいえトラブルが頻発するわけではないので(あなたのコード次第ですが)、まずは1つだけ試しに3ヶ月間の保守契約を結んでみることから始めてみると良いと思います。

おすすめ・人気の記事