2019年9月17日更新
フリーランスWebエンジニアとして自由に働き、お金を今よりも稼ぎたいですよね。
Webエンジニアがフリーランスになる時によくある悩みが「技術レベルを上げながら、収入を上げられるのか」ということと「フリーランスになったらちゃんと稼げるのか」ということですね。
せっかくフリーランスになっても低単価な案件しか見つからなかったり、案件探しが大変で疲れてしてしまうと「会社員の方がよかった...」となりかねません。
ぶっちゃけこの業界では、エンジニアは引く手あまたの状態です。良いWebエンジニアがいればフリーランスだろうと正社員だろうとバイトだろうと採用したいのが現状。案件に困ることはないかもしれませんが、効率よく良い案件を見つけられるかどうかで年収が数百万変わってくるんです。
ちなみに、フリーランスWebエンジニアが使えるツールを知っているかどうかでも年収が100万円くらい変わってきます。知らないと損することもあるので、この記事でそのことについても紹介します。
正しい案件の探し方とツールを知っていれば、月収100万円・年収1,200万円という目標は比較的カンタンに達成できます。
僕自身はサラリーマンエンジニアとして2年働いた後に、フリーランスWebエンジニアになりました。現在はフリーランス6年目。
フリーランスに転身してから3ヶ月後には月収100万円を達成できました。技術を腐らせず、むしろスキルアップをしながら年収を上げていくということをやってきたので、その経験則からお伝えでいることを全て公開します。
- フリーランスWebエンジニアになるときに気をつけたこと
- フリーランスWebエンジニアとして技術UP&月収100万を達成するためのツール
- フリーランスWebエンジニア生活が便利になるツール
- フリーランスWebエンジニアの心得:案件獲得数=接触回数×契約率
- フリーランスWebエンジニアのための目的別オススメのエージェントまとめ
フリーランスWebエンジニアになるときに気をつけたこと
順調なフリーランスWebエンジニアの生活を送るためには、気をつけることが3つあります。
- 生活資金は前もって確保しておく
- 単価だけで選ばず、スキルを伸ばせる案件であること
- 単発案件は避け、継続できる案件を優先する
生活資金は前もって確保しておく
これは非常に重要な項目です。フリーランスWebエンジニアの準備期間中にリサーチをしているときに、デザイナーの深津貴之氏のブログの下記記事を読み、方針として取り入れました。
http://fladdict.net/blog/2014/11/syain.html
※現在掲載がなくなってしまったようです...以下に方針をまとめています。
生活運転資金が十分にない状態だと、そのためのお金を稼ぐためにとにかく案件探しに必死になってしまいます。つまり、自分のこだわりなどは一切考慮できずに、低単価の案件を仕方なく引き受けないといけなかったり、自分のスキルの切り売りになってしまうような案件と付き合ってしまうことになります。
「お金を稼ぐこと」がトッププライオリティに来てしまうため、「スキル」や「スケジュール」「納期」「単価」などの項目を十分に考慮できなくなってしまいます。
したがって、フリーランスとしての活動の前には最低でも3〜6ヶ月は生活資金を気にせずに過ごせるように貯金などをしておくことが大切です。
単価だけで選ばず、エンジニアのスキルを伸ばせる案件であること
単価が高い案件だとしても、自分の伸ばしたいスキルが伸びない環境であったり、新たなスキルを獲得できる機会がなさそうな案件は、一切受けていません。
お金が稼げたとしても、自分の技術が陳腐化することが長い目で見た時に一番避けるべきことです。自分のスキルアップに繋がらない案件を1年間やっていると、1年後の自分の市場価値は年収ベースでマイナス数十万円になります。
なので、僕は古い技術を使った高単価案件ではなく、新しい技術や学びがある案件を選ぶようにしています。
もちろんベストなのは「スキルアップができる高単価な案件を継続すること」ですね。こういった類の案件はどうやったら見つけたらいいのかということは記事の後半で紹介します。
フリーランスWebエンジニアはスキルを切り売りしたら絶対に駄目。目先の利益よりも技術を優先することを心に留めておくこと。
単発納品よりも継続できる案件を探す
単発納品系はフリーランスWebエンジニアにとってメリットがほぼないから辞めとこうね
単発納品系の案件だと、納品後にまた新しい案件を探すというコストが発生します。「案件を探す→単価交渉→契約」のフローは案外時間を取られるし、精神的にもタフになるため、できるだけ効率化して行いたいです。そのため、単発納品系よりも継続可能性が高い案件を中心に探す方が効率が良いです。
例えば、「Wordpressでコーポレートサイトを作成してください」というような案件は単発納品系に該当し、一回きりの作業で打ち切りとなる可能性が高いです。これに対して、「新規サービス開発」や「既存サービスのリニューアル」「既存サービスの新規機能開発」などはその後もサービス開発においてクライアントから依頼が来る可能性が高いです。
フリーランスWebエンジニアとして活動して初めて知りましたが、世の中のコードの品質の低さに驚きました。様々な受託開発会社やフリーランスWebエンジニアが玉石混交だからだとは思うのですが、なかなかひどいコードのまま納品されていたり、そもそもコミュニケーションの質が低い方などが多くいらっしゃるようで、常識のあるコミュニケーションを行い、常識のある成果物をクライアントに納品することができれば、クライアントからはかなり高い評価を得ることができます。結果として、継続した発注依頼を頂けます。
こちらの記事では詳細にリスク対策について説明しているので、ぜひ読んでみてください。
フリーランスWebエンジニアとして技術UP&月収100万を達成するためのツール
案件を探すということがフリーランスWebエンジニアには必須の仕事になります。
案件を探す回数は、3ヶ月単位で案件を変えるなら年に4回。1年単位で案件を変えるなら年に1回。
契約期間によって案件探しの頻度は変わりますが、すべてのフリーランスWebエンジニアにとって案件探しは重要な仕事です。
できるだけ手間をかけずに、良い案件を探す方法を紹介します。
フリーランスWebエンジニア向けエージェントを使う
月収100万円を目指すならエージェントをフル活用するのがオススメ。自分で案件を探すより、エージェントに案件を持ってきてもらった方が圧倒的に早い。
優秀なフリーランスWebエンジニアは平均して3〜4つほどのエージェントを掛け持ちして案件探しに使っています(僕の周りのフリーランスWebエンジニア知人調べ)。
エージェントを使うメリットは、
- 高単価な案件を知っている
- 案件探しを代行してくれる
- 単価交渉をやってくれる
- 希望条件にあった案件を紹介してくれる
- しかもこれ全部無料でやってくれる
という感じ。
例えばあなたの希望条件が「言語はGo、単価80万円、週4日勤務、都内のベンチャー企業、フレックスタイム、自社サービス」だったとしましょう。この条件にマッチするクライアントを自分一人で探すのはめちゃくちゃ面倒です。
知り合いに「こんな感じの企業知らない?」と聞くのも何回も聞きづらいし、見つかる保証は全くありません。
それに対してエージェントに聞いてしまえば、案件DBを山程持っているので、だいたい希望条件に合う案件を何個か提示してくれます。しかも面談の設定も単価の交渉も仲介者としてやってくれるので、フリーランスWebエンジニアとしてはとても楽。
特に単価交渉とかをクライアント対自分でやると単価が下がってしまったりします。エージェントが仲介してくれることでこちらも強気に交渉がしやすくなって、希望の月収で通すことができるようになるというTIPSがあるんです。
エージェントをうまく掛け持ちする方法
エージェントにはそれぞれ特徴があります。単価に強い、技術に強い、勤務体系に強い等です。
スキルを磨きながら収入を上げる秘策は、エージェントを使い分けて案件を掛け持ちする方法です。
具体的に言うと、高単価案件を週3日で請け負い、技術UP案件を週2日で請け負うという方法です。
もちろん、高単価で技術UPにもなる案件が週5日で見つかれば最高ですが、そういかない場合もあります。なおかつ、1案件で平日5日を埋めるよりも、2案件を組み合わせたほうが調整の融通が効くのでオススメです。
1案件しかやっていない場合、その案件が終わってしまうとぽっかり週5日空いてしまうリスクがあります。一方で、2案件のうちの片方が一時的に途切れたとしても、片方の案件で収入はカバーできます。つまり、心理的負担が少ない状態で次の案件を探すことができます。
案件はポートフォリオとして考えよう。1案件への依存度が高くなると、リスクも大きくなるということ。
週3で高単価な案件が見つかるエージェント
エージェントを使う時に気をつけたいのが、多重下請け企業であまり面白くない開発をやっている案件ばかりを扱っているエージェントです。
多重請け負い構造の低レイヤーになればなるほど単価は下がり、開発内容も面白いものは減ってきます。
なので、自社サービスやエンド直下案件を持っているエージェントを使いましょう。この記事で紹介するエージェントは僕が実際に使っている信頼できるエージェントだけです。
業界最大手のレバテックフリーランス
とにかく高単価なエージェント。週3でも週5でもOKな案件を持ってるから、多くのフリーランスWebエンジニアが登録してる。
業界最大級の案件を持っているため、希望する条件を満たす案件が見つかる可能性が高いエージェントです。
どのエージェントを使おうか迷っている人にはまず最初にオススメするエージェントです。というのも、案件数が圧倒的に多いので高単価の案件も見つかりやすいんですよね。
例えるなら、エンジニア案件の百貨店。言語、単価、勤務地、勤務形態などの幅が広いのですぐに案件がほしい人は一度登録して案件を見てみるのがいいです。
会員登録も利用ももちろん無料。一度面談をして希望条件を伝えておけば、一定期間ごとに案件を紹介してくれます。
自分で案件を探すことも大切ですが、自分の可処分時間を有効活用するためにも、エージェントの方に手伝ってもらい、自然とエージェントから案件が舞い込んでくるようにしておきましょう。
エージェントのビジネスモデルは、紹介手数料をクライアントからもらうスタイルであるため、フリーランサーには一切迷惑がかかることはないので、安心できます。
レバテックフリーランスはマージン額を低めに設定し、できるだけフリーランサーの報酬額を上げるように努力しているそうです。
エージェントとしての実績が長いため、エージェントの方も非常に丁寧で良い印象を受けました。実際に私はレバテックフリーランスで複数個の案件を契約させてもらえたので、おすすめです。
週3日〜の案件も多数の「Midworks」
レバテック並にオススメできるのがMidworksです。
オススメできる4つの理由がこちら。
- 週3日からOKな案件が見つかる
- 条件次第でリモート案件が見つかる
- 技術・単価の条件が非常に良い
- フリーランスなのに福利厚生が受けられる
これまでにはなかったタイプのエージェントで、週5常駐のような案件だけではなく今のフリーランスWebエンジニアのニーズに合わせたフレキシブルな契約形態の案件を多く紹介してくれます。
例えば「週3日案件を2つ掛け持ちして、状況を見極めつつ1社にしぼりたい」みたいなことができます。最初から「週5日・6ヶ月契約」となると想定したイメージと環境が違う場合リスクになってしまいます。なので、2つの案件を並行して進めながら、技術やサービス、一緒にはたらく人などの様子を見ながら案件を調整していくというのは1つの戦略で結構オススメです。
Web系、ベンチャー系のクライアントが多いので、開発内容自体も楽しいものが多く、単価自体も申し分ないです。
それと、地味に助かるのがMidworksの福利厚生制度です。社員じゃなく、契約したフリーランスWebエンジニアが使える福利厚生があるんです。
これが冒頭に説明した知っているか知らないかだけで年収が100万円近く変わるという点です。
- 交通費3万円/月を支給
- 書籍・勉強会費用1万円/月を支給
- 各種保険料を半分負担してくれる(労使折半)
このあたりの負担というのはフリーランスの場合自費負担が一般的ですが、Midworksはフリーランスにも社員と同じように福利厚生を提供してくれます。
稼げるようになるほど保険料の折半とかは助かるんですよね。仮に月100万円稼いだ場合の社会保険料は約10万円かかってきますが、労使折半になると自分の負担は5万円で済みます。
他のサポートと合わせると月で5万円〜10万円程は負担が変わってくるので、私自身とても助かっています。
週3案件を探したいなら、レバテックフリーランスとMidworksの2つは掛け持ちしておくのがオススメ。
週2で技術UPができる案件が見つかるエージェント
週3+週2の案件掛け持ちをするためには、週2の案件を紹介してくれるエージェントを活用しましょう。
実は週2案件を紹介してくれるエージェントはめちゃくちゃ少ないです。エージェントとしても週2案件を探すのが結構たいへんで、それに力を入れている所があまりないからです。
週2エージェントでオススメできるところは1つ。技術がしっかりと伸ばせるような案件を紹介してくれるところを紹介します。
ITプロパートナーズ
週2日〜の案件を見つけたい時に使っているのがITプロパートナーズです。
運が良ければ週1日の案件を紹介してもらえることもあります。その点については、エージェントに直接面談時に聞いてみましょう。
ITプロパートナーズの特徴は、「週2・月40万」のような単価としても魅力的な案件DBがあることです。キャッシュリッチな企業をクライアントとしているから、単価が高い案件が多いです。
フリーランスWebエンジニアへのサポートも非常に丁寧で、週2案件を探すためには欠かせないエージェント。
上述した通り、週2日の案件を持っているエージェントはほとんどなくて、ITプロパートナーズからは定期的に案件を紹介してもらっています。
ひとまず週4、週5日でがっつり稼ぎたい人向けのエージェント
これまでに説明した通り、僕のオススメは「週3+週2」の掛け持ちスタイルです。掛け持ちスタイルをするなら「レバテック+Midworks+ITプロパートナーズ」の3つのエージェントを掛け持ちしておくのがまず間違いないです。
ただ、フリーランスWebエンジニアの中には1案件週5日スタイルが良いという人もいます。そのような人のために、がっつり稼げて良い案件を紹介してくれるエージェントを2つだけ紹介します。
高額案件しか取り扱わないから稼げるTechClips
単価を最重要視して案件を選びたい人におすすめなのがTechClipsフリーランス。
エンジニアの開発案件には多重請負構造という闇が存在し、二次請け・三次請けと大元の発注者と開発者の間に中間業者が複数入ってしまうことでフリーランサーの報酬が目減りしてしまうケースがあります。
TechClipsフリーランスの場合、大元の発注者からの直請け案件のみを取り扱っていることで、中間マージンを最小限にまで抑えることで高単価を実現しています。
なおかつ、高単価でフリーランスエンジニアの満足度が高い案件のみを取り扱っています。
まずは簡単な会員登録を済ませれば案件の詳細を確認ができるようになっています。
クローズドなリモート案件が見つかるtech tree
「週4−5のリモート案件」という条件で探している人にピッタリのエージェントです!(なかには週1〜2のリモート案件もあります)
tech treeも上述のエージェントと同様に直案件のみを取り扱っているのですが、一番推しなポイントが「リモート案件もある」という点です。
Midworksでリモート案件が減ってしまったことに示されるように、なかなかリモート案件を取り扱っているエージェントは見つからないのですが、tech treeの場合はリモート案件の紹介にも力を入れていて最近特にお世話になっているエージェントです。
tech treeがリモート案件を多く扱えている理由は、tech treeの社員の人が社外のIT企業との繋がりが多く、地道にクローズドな案件を紹介してもらっているからです。
クローズドというのは、他のエージェントには公開していない案件のことです。つまり、tech treeにしかないリモート案件が多くあるので、僕も他のエージェントと併用して使っています。
これまではレバテックフリーランス、Midworksで週3案件を探しながら、ITプロパートナーズの方で週2日案件を探すというスタイルでしたが、Midworksは最近使わずにその代わりにtech treeを使うようになりました。
tech treeでは週4〜5稼働がメインではあるものの、担当者の方との相談によっては希望条件に合わせた内容の案件も紹介してくれます。
参考までにtech treeを使っているフリーランスの方のコメントも掲載しておきますね。
フリーランスになったらやっぱり稼ぎたいので、色々登録した中から単価が高いtech treeを選びました。直案件なので単価交渉もしっかりしてくれています。大手のエージェントも登録しましたが、tech treeが1番対応が早かったです。(iOSアプリエンジニア 男性/32才/年収1,200万)
自社受託案件の話が面白そうで、とりあえず登録だけしました。たまにメルマガが来るので連絡したら、受託案件は週1~2のリモートが可能で、出社時間も調整してもらえ参画を決めました。CTOも技術が非常に高く、一緒に働くと成長できる環境です。(サーバーサイドエンジニア 男性/34才/年収1,200万)
大手のエージェントも合わせて登録して、正直、あんまり案件は多くないけど掘り出し案件があればいいな…くらいで登録しました。確かに沢山案件紹介があるわけではありませんが、1件1件のご紹介や、なぜ私にオススメなのかを説明してくださり、事務処理的ではなくフリーランスに寄り添ってくれているのが伝わったのが決め手です。(Webディレクター 女性/35才/年収1,100万)
オススメエージェント比較
エージェント | 最低稼働日数 | 単価 | 技術 | リモート | 一言 |
---|---|---|---|---|---|
レバテックフリーランス | 週3〜 | ◎ | ○ | ✗ | まずはこれに登録しておけば間違いないというくらい万能型なエージェント |
Midworks | 週3〜 | ○ | ◎ | △ | フリーランスWebエンジニアが使える福利厚生サポートが使える。ベンチャー系が多く、技術UP案件が見つかる |
ITプロパートナーズ | 週2〜 | ◎ | ○ | ○ | 週2掛け持ち案件を探すために使っているエージェント。レバテック、Midworksと併用するのが◎ |
TechClipsフリーランス | 週5 | ○ | ◎ | ✗ | レバテックと併用して高単価案件を探したい時に使っています |
tech tree | 週4〜5 | ○ | ○ | ○ | リモート案件を探すために使ってます |
目的別に5つ紹介しましたが、まずはレバテックフリーランスとMidworks、ITプロパートナーズの3つに登録しておけばOKです。
なんでもかんでも登録しても意味ないですが、1つしか登録しないと情報に偏りが出てしまうので、3つくらいに絞るのがオススメ。
レバテックフリーランス、Midworksで週3案件を探しながら、ITプロパートナーズの方で週2日案件を探すというのがいいバランスかと。
ひとまずそれぞれに登録してみて実際にオンライン面談で話を聞いてみると、色々と教えてくれますよ。
フリーランスWebエンジニアはクラウドソーシングを使うべきか?
クラウドソーシングは絶対にやらないほうがいいですね〜。安く買い叩かれたり、品質の低い案件が多いッス...
クラウドソーシングもフリーランス開始当初に使ってみましたが、結論「使わない方がいい」です。
案件探しに時間がかかる、低単価の案件ばかり、契約やコミュニケーションコストがかかるのが使わない方がいい理由です。
デザイナーやライター向けの案件探しにはクラウドソーシングは便利ですが、エンジニアの案件はあまりいい案件がありません。
私がフリーランスを始めた頃はそこそこ開発の案件もありましたが、今では開発案件の数は少なくなってきました。
掲載されている案件もWordpressでWebサイトを作って欲しい(10万円)みたいな結構厳しいものばかりです。
クラウドソーシングがあまり使えなくなった今はエージェントを使うのが一番効率がいいです。
フリーランスWebエンジニア生活が便利になるツール
フリーランスWebエンジニアとして活動する場合、見積書や請求書を作ったり、確定申告をする必要が出てきますね。そういったニーズを汲みとった企業が便利なサービスを出しているので、無料で使えるものはどんどん使うようにしましょう。
後回しにすると大変な会計処理はfreeeを使う
フリーランスは個人事業主として確定申告が必要です。確定申告と聞くと「めんどくさい」「ややこしい」というイメージがありますよね。かつて私自身も同じようなイメージを持っていました。
一番やったらいけないのが売上の管理を後回しにして確定申告前にしわ寄せが来てしまうことです。
フリーランスになったら毎月の売上(報酬)と経費は必ずログを残しておいて、年度末の確定申告で精算をしなくてはいけません。
昔はエクセルで仕分けをしていたんですが、freeeを使い始めてから毎月の仕分けがめちゃくちゃ楽になりました。
freeeを使えば銀行口座やクレジットカードと連携してくれるので、いちいち目視で入力して行く必要がありません。
報酬が銀行振込で入金されたら事業報酬として勝手に仕分けしてくれたり、経費も自動で振り分けしてくれます。
エクセルでポチポチ費用計上しているのがアホらしくなるくらい便利なので、使ったほうがいいですよ。一度登録した取引先などは自動振り分けまでやってくれるのでかなり便利です。
既にフリーランスになっている人なら絶対使ったほうが効率よく仕事ができますし、これからフリーランスになろうと思っている人も忘れないうちに登録しておいた方が後々絶対に楽になります。
税金周りの疑問を解決する税理士ドットコム
僕はかつて大失敗したことがありました。。。
それはフリーランスになった時の税金の管理です。
例えばあなたは以下のことを理解してますか?
- 確定申告で損をしない経費計算のやり方は?
- フリーランスWebエンジニアは源泉徴収が必要なのか?
- 住民税の税率と支払のタイミングは?
このあたりを理解しないままフリーランスになると税金で損をします(過去の僕がそうでした)。
損だけならまだしも、去年の税金が想定以上に高くて支払いがきつい...!みたいなフリーランスの人もよく見かけます。
そういう人は税理士さんに相談して正しい知識を知っておくことが重要です。
知っておくことと知らないことは全然違います。
例えばフリーランスWebエンジニアとして経費計上できるものは何か?Macbookは経費にそのまま計上していいのか?など結構ブラックボックスのままの人が多いんです。
税理士さんって高いんじゃないの?と思う人が多いんですが、実は違います。
税理士ドットコム はあなたにピッタリな税理士さんを無料で探してきてくれるサービスで、相談したい内容、依頼したい内容、金額感を伝えればそれに合わせて税理士さんを紹介してくれます。
僕の場合は毎年の確定申告を税理士さんにお願いしています。
確定申告の依頼料金の相場は5〜10万円程で、自分でやるとストレスも溜まるし時間もかかるので依頼した方が安いので税理士さんを利用しています。
だって5万円だったら1日の報酬でカバーできちゃいますからね。仮に人日2.5万円だったとしても2日分なので絶対に依頼した方が合理的です。
これからフリーランスになる人はフリーランスになるにあたって準備しておくべきことなどを教えてもらいましょう。
既にフリーランスの人で確定申告で非効率な仕事に追われている人はさっさと税理士さんに相談してみましょう。
税理士さんは確定申告時期が忙しくなるので、今のうちに相談しておいて、良い税理士さんを見つけておくのがおすすめです。
フリーランスWebエンジニアの心得:案件獲得数=接触回数×契約率
案件獲得数は下記のような公式で考えていました。
案件獲得数 = 案件接触数 x 契約率
案件獲得数を増やすためには、「案件接触数」か「契約率」のどちらかの変数を改善する必要があります。一番簡単なのは案件接触数を増やすことです。自分が希望する条件を満たす案件にできるだけコンタクトを取って、案件接触数を増やすことで自然と案件獲得数は向上していきます(もちろん、冒頭で説明したように自分を安売りするような案件は無視すべき)。
この案件接触数のうまい増やし方は「受動的な探し方」と「能動的な探し方」の2つに分類されます。受動的な探し方はエージェントを使う方法が該当し、能動的な探し方はクラウドソーシングサイトが該当します。この両輪をうまく回ることで私は新規案件の獲得が途切れないようにしています。この両輪が回り始めた後、さらに既存クライアントから継続した案件という新しい武器も登場するので、そうなれば単価UPにも繋がるため月収が向上するドライバーになります。
フリーランスWebエンジニアのための目的別オススメのエージェントまとめ
最後にもう一度、おすすめのエージェントをまとめておきます。
エージェント | 最低稼働日数 | 単価 | 技術 | リモート | 一言 |
---|---|---|---|---|---|
レバテックフリーランス | 週3〜 | ◎ | ○ | ✗ | まずはこれに登録しておけば間違いないというくらい万能型なエージェント |
Midworks | 週3〜 | ○ | ◎ | △ | フリーランスWebエンジニアが使える福利厚生サポートが使える。ベンチャー系が多く、技術UP案件が見つかる |
ITプロパートナーズ | 週2〜 | ◎ | ○ | ○ | 週2掛け持ち案件を探すために使っているエージェント。レバテック、Midworksと併用するのが◎ |
TechClipsフリーランス | 週5 | ○ | ◎ | ✗ | レバテックと併用して高単価案件を探したい時に使っています |
tech tree | 週4〜5 | ○ | ○ | ○ | リモート案件を探すために使ってます |
上述しましたが、レバテックフリーランスとMidworksで週3高単価案件を紹介してもらい、ITプロパートナーズでは週2技術UP案件を紹介してもらうというスタイルが月100万円を達成するためには一番いい方法だと思います。
まずはどれか1つだけという場合はレバテックフリーランスが間違いないですね。
特にMidworksは、高単価な案件に加えて福利厚生でのサポートがあるので、年収で考えると他のエージェントと結構な額(50万円〜80万円)が上乗せできます。
どのエージェントへの登録は無料なので、まずはWebサイトから会員登録してみましょう。会員登録をすれば担当者からメールや電話で案件について詳しく聞くことができます。
話を聞いてみて万が一気に入らなければ案件の紹介を断れば大丈夫です。
会員登録しないと紹介してくれない案件がたくさんあるので、登録しないと良い案件を見逃す可能性があります(良い案件はすぐに人がアサインされてしまうので)。
まずはぜひ登録から始めてみてください。
フリーランスWebエンジニアを始めるときに最も重要なのは情報収集です。エージェントにはそれぞれ案件のクセのようなものがあるので、3つくらいのエージェントを見比べて相性を見ていくのが一番効率良く、希望の案件を見つけられます。
エージェントを使ってもフリーランスWebエンジニア側には全くお金はかからないので、最初は色々と利用しまくりましょう。
正直、ネットで調べながら色々と考えたりするよりも、レバテックフリーランスとMidworks、ITプロパートナーズの3つのエージェントとの面談をして、希望条件を伝えて、実際に案件を見せてもらったほうが早いです。案件を見ていくうちにぼんやりしていたものがクリアになっていくはずなので、まずは第一歩を踏み出してみるのをおすすめします。
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