フリーランスが甘いんじゃなくて、あなたが甘いだけだと思う
『誰も教えてくれなかった「フリーランスは厳しい」ではなく「甘い」という真実。』という記事がぷちバズってますが、この記事には概ね反対ですね。
この記事には、
自分の戦闘力が上がっていないことに気づいていた。関わるプロジェクトも増え、なんとなく忙しく過ごし、サラリーマンよりも自由にインプットしているはずなのに。相対的に弱くなっている気がした
とあり、その原因は、
フリーは現在のスキル・リソースの切り売りだ
と述べられていますが、フリーランスとしての仕事の関わり方次第で自分の戦闘力はコントロールできます。
自分自身、フリーランスになった時に気をつけたことなどがあり、過去こちらの記事で紹介しています。
例の記事ではフリーランスとしてどの職種のことを指しているのかわかりませんが、仮にフリーランスプログラマーだった場合、以下の点に気をつければいいです。
- 案件を詰め込みすぎない
- 関わるチームの見極め
- 伸ばしたいスキルが伸ばせる案件を取る
- フリーランスエンジニアにおすすめの記事
フリーランスITエンジニアの私が実際に使ってよかったおすすめエージェント
24歳フリーランスエンジニアのharveyです。フリーランスとしての活動を1年弱ほど行い、月収100万円を達成した過程については過去の記事でご紹介しました(24歳フリーランスエンジニアが非常駐で単月100万の売上を出すためにやったことなど)。
過去の記事の中でどのような方法でフリーランスエンジニアとしての案件を獲得したかということをご説明しましたが、
今回の記事ではその中でもエージェントについて詳しくご紹介します。
案件紹介型エージェントには良し悪しがあり、あまりクオリティの高くないエージェントだと微妙な案件ばかりが集まってくるので雑音になってしまいます。
できるだけ希望条件を早く提示してくれるようなエージェントだけを私の過去の経験から3つ紹介します。
- エージェントに登録するメリット・デメリット
- レバテックフリーランス
- A-STAR
- ギークスジョブ
- さいごに
24歳在宅フリーランスITエンジニアが単月100万稼ぐための具体的な案件獲得方法
2018年8月22日更新
フリーランスエンジニア(いわゆるITエンジニア/Webエンジニア/プログラマー)として24歳から1年弱ほど活動し、活動開始数カ月後には単月100万円ほどの受注額に到達しました。フリーランスとして活動して4年程経ちますが、今も継続してその受注額は維持しています。
どうやれば単月100万円を稼ぐことができるのか、という具体的な方法を全て無料で公開します。
100万円稼ぐって難しそうと思うかもしれません。でも、効率の良いやり方をすれば確実にその目標は達成できますよ。
最初は繋がりのある人から案件をもらう
フリーランスITエンジニアとして活動を始める時には、できるだけ早く案件を獲得し、自分の心を落ち着かせたいという気持ちになります。
そういった心境の際に心強いのが、今既に持っている人脈、ネットワークの中から案件を紹介してもらうことです。
人と人のつながりというものは馬鹿にできず、最初の取っ掛かりとしては非常に案件獲得可能性の高い手法です。
私の場合はこれまでインターンや正社員などで勤務経験のあった会社とその会社に属している社員の方に声を掛け、自分のような人材を求めている所がないかを探っていきました。
Webエンジニア、ネイティブアプリエンジニアともに人材市場のニーズは未だに強いため、比較的この手法だと案件を見つけやすいです。
最初の案件は人月単価30〜50万程度を目安にしておいて問題ありませんでした。業務委託のエンジニアの市場平均額に比べると人月単価30万円だと安いかもしれませんが、私の場合は年齢も若く、30代のエンジニアに比較するとスキルも見劣りします。
クラウドソーシングのサイトのようなめちゃくちゃ安い単価でもないし、最初の取っ掛かり・実績作りとしては十分の条件です。
実績を積み上げさえすれば後から人月単価交渉を有利に進めていくことができるので、最初の1ヶ月は我慢すればOKです。
フリーランスITエンジニア向けの案件紹介エージェントを利用する
知人から紹介してもらうことができれば一番手っ取り早いのですが、デメリットもあります。
知人の紹介の場合には友達価格で仕事を依頼されることがあったり、案件の契約まで時間がかかることがあります。
そこで便利なのがフリーランスITエンジニア向けのエージェントです。
僕は最初運良く友人に案件を紹介してもらうことができましたが、最初のクライアントを紹介してもらった後は、その案件の開発と平行してフリーランス向けの案件紹介エージェントを利用していました。
自分のネットワークではリーチできないクライアントにリーチし、人月単価をアップすることが目的です。
エージェントは紹介できる案件が豊富であり、単価も高いものが多くそろっています。
エージェントを使うことで比較検討できる案件の数が増えるので、「A社では人月80万円の条件を提示してもらってるので御社が85万円だしてくれたら契約します」というアイミツを取ることができます。
100万円稼ぐために必要なことは、交渉でこちらが有利な立場に立つことです。
そのためには複数のエージェントからできるだけ多くの案件を紹介してもらって、クライアントからの提示条件をかき集めましょう。
今のエンジニア市場は売り手市場です。企業はエンジニアが喉から手が出るほど欲しています。
うまくエージェントから案件情報を集めれば、有利な立場で交渉を進めることができ、結果的に単価をアップすることができるんです。
高単価でフレキシブルな条件の案件が見つかるエージェント
100万円という目標を達成するために使えるエージェントを厳選してピックアップしました。
4年間のフリーランス生活の中で数多くのエージェントを利用してきましたが、エージェントには得手不得手があることがわかりました。
Web系に強い、SIer系に強い、リモートワークに強いなどです。
その中で高単価な案件を得意とし、かつ勤務条件がフレキシブルなエージェントは以下の3つです。
この3つに登録しておけばあなたの目標は達成できます。
1. Midworks
週4日以上の稼働が必須なエージェントが多い中、Midworksは週3日の案件を多数持っています。
週3日で高単価な案件なので、稼働時間に対するレバレッジが効きます。
中にはリモートワークの案件も多少扱っているので、効率よく働くことも可能です。
月100万円以上稼いでいるフリーランスエンジニア仲間が何名かいますが、みんなMidworksには登録していて、常にエージェントから案件の情報を仕入れています。
稼ぐためのコツは、高単価案件の情報を定期的に教えてくれるエージェントとつながっておくことなんです。
今やっている案件が月60万円だったとしましょう。
案件をやっているとなかなか他の案件を探す時間が取れません。そしたらずっと月60万円のままです。
ですが、Midworksのようなエージェントに登録しておけば、あなたは案件の開発をしてる間に月80万円の案件を教えてくれます。
そしたらそっちにスイッチすればOKというわけです。
稼げる人は全部自分の手でやろうとしません。うまく周りの力を利用するんです。
なんでも自分一人でやろうとすると月100万円は稼げません。うまくエージェントの活用しましょう。
2. レバテックフリーランス
Midworksと同時に登録しておくべきエージェントがレバテックフリーランスです。
レバテックは案件数が圧倒的に多いので、希望条件に沿った案件が見つかりやすいという特徴があります。
そして何よりも高単価な案件が多い。これが僕が継続して利用している最大の理由ですね。
同じ案件であっても、実は案件単価というものはエージェントによって異なります。なぜ同じ案件でも単価が違うのかというと、
- 案件を依頼する企業とエージェントとのパワーバランス
- そのエージェントが案件の直受けか二次受けか
- エージェントがエンジニアを紹介する際のマージン料
この3つが単価を決定する要素だからです。
レバテックフリーランスが高単価案件を沢山紹介してくれるのは、業界大手だからエージェントの力が強く、ほとんどが企業からの直受けの案件で、マージンが低いためです。
何が言いたいかというと、フリーランスとして働くエンジニアのために最も良い条件で案件を紹介できるような企業努力をしているということです。
このおかげで高単価かつ開発内容が良い案件を私は紹介してもらうことができました。
週3日からの案件も多数あるので、Midworksと組み合わせたり、次に紹介するWorkshipと組み合わせるのがオススメです。
リモートワークに最も強いのはMidworksですが、単価面ではレバテックフリーランスが強いので、両方登録してみて案件を考えてみるのが効率的です。
3. Workship AGENT
Workshipは週1,2日の案件を取り扱っている唯一のエージェントです。
Midworksで週3日稼働の案件をやりながら、他の2日をWorkshipの案件で埋めるというのが正攻法です。
週5日の案件を契約してしまうと、1つの案件だけで売上が決まってしまいます。これはフリーランスにとってリスクです。
リスクヘッジのために案件は2つ以上パラレルで持っておいて、フットワークを軽くしておきましょう。
しかもWorkshipはリモート案件が多いので、めっちゃ効率よく稼ぐことができますよ。
さいごに
案件の獲得チャネルというものは複数個あるため、それぞれの組み合わせをバランスよく使いながら案件を探すようにしましょう。
知人、エージェント、スカウト型サービスをうまく駆使すること。
複数のエージェントから案件をたくさん提示してもらい、交渉で有利な立場に立てるような状況を作ること。
自分一人で案件を探すのではなく、周りの力をうまく活用すること。
これがフリーランスとして100万円を稼ぎ出すために必要なことです。
まずは気になったエージェントに登録するところからはじめてみましょう。
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24歳フリーランスWebエンジニアが3ヶ月で月収100万を達成した方法
2019年9月17日更新
フリーランスWebエンジニアとして自由に働き、お金を今よりも稼ぎたいですよね。
Webエンジニアがフリーランスになる時によくある悩みが「技術レベルを上げながら、収入を上げられるのか」ということと「フリーランスになったらちゃんと稼げるのか」ということですね。
せっかくフリーランスになっても低単価な案件しか見つからなかったり、案件探しが大変で疲れてしてしまうと「会社員の方がよかった...」となりかねません。
ぶっちゃけこの業界では、エンジニアは引く手あまたの状態です。良いWebエンジニアがいればフリーランスだろうと正社員だろうとバイトだろうと採用したいのが現状。案件に困ることはないかもしれませんが、効率よく良い案件を見つけられるかどうかで年収が数百万変わってくるんです。
ちなみに、フリーランスWebエンジニアが使えるツールを知っているかどうかでも年収が100万円くらい変わってきます。知らないと損することもあるので、この記事でそのことについても紹介します。
正しい案件の探し方とツールを知っていれば、月収100万円・年収1,200万円という目標は比較的カンタンに達成できます。
僕自身はサラリーマンエンジニアとして2年働いた後に、フリーランスWebエンジニアになりました。現在はフリーランス6年目。
フリーランスに転身してから3ヶ月後には月収100万円を達成できました。技術を腐らせず、むしろスキルアップをしながら年収を上げていくということをやってきたので、その経験則からお伝えでいることを全て公開します。
- フリーランスWebエンジニアになるときに気をつけたこと
- フリーランスWebエンジニアとして技術UP&月収100万を達成するためのツール
- フリーランスWebエンジニア生活が便利になるツール
- フリーランスWebエンジニアの心得:案件獲得数=接触回数×契約率
- フリーランスWebエンジニアのための目的別オススメのエージェントまとめ
フリーランスWebエンジニアになるときに気をつけたこと
順調なフリーランスWebエンジニアの生活を送るためには、気をつけることが3つあります。
- 生活資金は前もって確保しておく
- 単価だけで選ばず、スキルを伸ばせる案件であること
- 単発案件は避け、継続できる案件を優先する
生活資金は前もって確保しておく
これは非常に重要な項目です。フリーランスWebエンジニアの準備期間中にリサーチをしているときに、デザイナーの深津貴之氏のブログの下記記事を読み、方針として取り入れました。
http://fladdict.net/blog/2014/11/syain.html
※現在掲載がなくなってしまったようです...以下に方針をまとめています。
生活運転資金が十分にない状態だと、そのためのお金を稼ぐためにとにかく案件探しに必死になってしまいます。つまり、自分のこだわりなどは一切考慮できずに、低単価の案件を仕方なく引き受けないといけなかったり、自分のスキルの切り売りになってしまうような案件と付き合ってしまうことになります。
「お金を稼ぐこと」がトッププライオリティに来てしまうため、「スキル」や「スケジュール」「納期」「単価」などの項目を十分に考慮できなくなってしまいます。
したがって、フリーランスとしての活動の前には最低でも3〜6ヶ月は生活資金を気にせずに過ごせるように貯金などをしておくことが大切です。
単価だけで選ばず、エンジニアのスキルを伸ばせる案件であること
単価が高い案件だとしても、自分の伸ばしたいスキルが伸びない環境であったり、新たなスキルを獲得できる機会がなさそうな案件は、一切受けていません。
お金が稼げたとしても、自分の技術が陳腐化することが長い目で見た時に一番避けるべきことです。自分のスキルアップに繋がらない案件を1年間やっていると、1年後の自分の市場価値は年収ベースでマイナス数十万円になります。
なので、僕は古い技術を使った高単価案件ではなく、新しい技術や学びがある案件を選ぶようにしています。
もちろんベストなのは「スキルアップができる高単価な案件を継続すること」ですね。こういった類の案件はどうやったら見つけたらいいのかということは記事の後半で紹介します。
フリーランスWebエンジニアはスキルを切り売りしたら絶対に駄目。目先の利益よりも技術を優先することを心に留めておくこと。
単発納品よりも継続できる案件を探す
単発納品系はフリーランスWebエンジニアにとってメリットがほぼないから辞めとこうね
単発納品系の案件だと、納品後にまた新しい案件を探すというコストが発生します。「案件を探す→単価交渉→契約」のフローは案外時間を取られるし、精神的にもタフになるため、できるだけ効率化して行いたいです。そのため、単発納品系よりも継続可能性が高い案件を中心に探す方が効率が良いです。
例えば、「Wordpressでコーポレートサイトを作成してください」というような案件は単発納品系に該当し、一回きりの作業で打ち切りとなる可能性が高いです。これに対して、「新規サービス開発」や「既存サービスのリニューアル」「既存サービスの新規機能開発」などはその後もサービス開発においてクライアントから依頼が来る可能性が高いです。
フリーランスWebエンジニアとして活動して初めて知りましたが、世の中のコードの品質の低さに驚きました。様々な受託開発会社やフリーランスWebエンジニアが玉石混交だからだとは思うのですが、なかなかひどいコードのまま納品されていたり、そもそもコミュニケーションの質が低い方などが多くいらっしゃるようで、常識のあるコミュニケーションを行い、常識のある成果物をクライアントに納品することができれば、クライアントからはかなり高い評価を得ることができます。結果として、継続した発注依頼を頂けます。
こちらの記事では詳細にリスク対策について説明しているので、ぜひ読んでみてください。
フリーランスWebエンジニアとして技術UP&月収100万を達成するためのツール
案件を探すということがフリーランスWebエンジニアには必須の仕事になります。
案件を探す回数は、3ヶ月単位で案件を変えるなら年に4回。1年単位で案件を変えるなら年に1回。
契約期間によって案件探しの頻度は変わりますが、すべてのフリーランスWebエンジニアにとって案件探しは重要な仕事です。
できるだけ手間をかけずに、良い案件を探す方法を紹介します。
フリーランスWebエンジニア向けエージェントを使う
月収100万円を目指すならエージェントをフル活用するのがオススメ。自分で案件を探すより、エージェントに案件を持ってきてもらった方が圧倒的に早い。
優秀なフリーランスWebエンジニアは平均して3〜4つほどのエージェントを掛け持ちして案件探しに使っています(僕の周りのフリーランスWebエンジニア知人調べ)。
エージェントを使うメリットは、
- 高単価な案件を知っている
- 案件探しを代行してくれる
- 単価交渉をやってくれる
- 希望条件にあった案件を紹介してくれる
- しかもこれ全部無料でやってくれる
という感じ。
例えばあなたの希望条件が「言語はGo、単価80万円、週4日勤務、都内のベンチャー企業、フレックスタイム、自社サービス」だったとしましょう。この条件にマッチするクライアントを自分一人で探すのはめちゃくちゃ面倒です。
知り合いに「こんな感じの企業知らない?」と聞くのも何回も聞きづらいし、見つかる保証は全くありません。
それに対してエージェントに聞いてしまえば、案件DBを山程持っているので、だいたい希望条件に合う案件を何個か提示してくれます。しかも面談の設定も単価の交渉も仲介者としてやってくれるので、フリーランスWebエンジニアとしてはとても楽。
特に単価交渉とかをクライアント対自分でやると単価が下がってしまったりします。エージェントが仲介してくれることでこちらも強気に交渉がしやすくなって、希望の月収で通すことができるようになるというTIPSがあるんです。
エージェントをうまく掛け持ちする方法
エージェントにはそれぞれ特徴があります。単価に強い、技術に強い、勤務体系に強い等です。
スキルを磨きながら収入を上げる秘策は、エージェントを使い分けて案件を掛け持ちする方法です。
具体的に言うと、高単価案件を週3日で請け負い、技術UP案件を週2日で請け負うという方法です。
もちろん、高単価で技術UPにもなる案件が週5日で見つかれば最高ですが、そういかない場合もあります。なおかつ、1案件で平日5日を埋めるよりも、2案件を組み合わせたほうが調整の融通が効くのでオススメです。
1案件しかやっていない場合、その案件が終わってしまうとぽっかり週5日空いてしまうリスクがあります。一方で、2案件のうちの片方が一時的に途切れたとしても、片方の案件で収入はカバーできます。つまり、心理的負担が少ない状態で次の案件を探すことができます。
案件はポートフォリオとして考えよう。1案件への依存度が高くなると、リスクも大きくなるということ。
週3で高単価な案件が見つかるエージェント
エージェントを使う時に気をつけたいのが、多重下請け企業であまり面白くない開発をやっている案件ばかりを扱っているエージェントです。
多重請け負い構造の低レイヤーになればなるほど単価は下がり、開発内容も面白いものは減ってきます。
なので、自社サービスやエンド直下案件を持っているエージェントを使いましょう。この記事で紹介するエージェントは僕が実際に使っている信頼できるエージェントだけです。
業界最大手のレバテックフリーランス
とにかく高単価なエージェント。週3でも週5でもOKな案件を持ってるから、多くのフリーランスWebエンジニアが登録してる。
業界最大級の案件を持っているため、希望する条件を満たす案件が見つかる可能性が高いエージェントです。
どのエージェントを使おうか迷っている人にはまず最初にオススメするエージェントです。というのも、案件数が圧倒的に多いので高単価の案件も見つかりやすいんですよね。
例えるなら、エンジニア案件の百貨店。言語、単価、勤務地、勤務形態などの幅が広いのですぐに案件がほしい人は一度登録して案件を見てみるのがいいです。
会員登録も利用ももちろん無料。一度面談をして希望条件を伝えておけば、一定期間ごとに案件を紹介してくれます。
自分で案件を探すことも大切ですが、自分の可処分時間を有効活用するためにも、エージェントの方に手伝ってもらい、自然とエージェントから案件が舞い込んでくるようにしておきましょう。
エージェントのビジネスモデルは、紹介手数料をクライアントからもらうスタイルであるため、フリーランサーには一切迷惑がかかることはないので、安心できます。
レバテックフリーランスはマージン額を低めに設定し、できるだけフリーランサーの報酬額を上げるように努力しているそうです。
エージェントとしての実績が長いため、エージェントの方も非常に丁寧で良い印象を受けました。実際に私はレバテックフリーランスで複数個の案件を契約させてもらえたので、おすすめです。
週3日〜の案件も多数の「Midworks」
レバテック並にオススメできるのがMidworksです。
オススメできる4つの理由がこちら。
- 週3日からOKな案件が見つかる
- 条件次第でリモート案件が見つかる
- 技術・単価の条件が非常に良い
- フリーランスなのに福利厚生が受けられる
これまでにはなかったタイプのエージェントで、週5常駐のような案件だけではなく今のフリーランスWebエンジニアのニーズに合わせたフレキシブルな契約形態の案件を多く紹介してくれます。
例えば「週3日案件を2つ掛け持ちして、状況を見極めつつ1社にしぼりたい」みたいなことができます。最初から「週5日・6ヶ月契約」となると想定したイメージと環境が違う場合リスクになってしまいます。なので、2つの案件を並行して進めながら、技術やサービス、一緒にはたらく人などの様子を見ながら案件を調整していくというのは1つの戦略で結構オススメです。
Web系、ベンチャー系のクライアントが多いので、開発内容自体も楽しいものが多く、単価自体も申し分ないです。
それと、地味に助かるのがMidworksの福利厚生制度です。社員じゃなく、契約したフリーランスWebエンジニアが使える福利厚生があるんです。
これが冒頭に説明した知っているか知らないかだけで年収が100万円近く変わるという点です。
- 交通費3万円/月を支給
- 書籍・勉強会費用1万円/月を支給
- 各種保険料を半分負担してくれる(労使折半)
このあたりの負担というのはフリーランスの場合自費負担が一般的ですが、Midworksはフリーランスにも社員と同じように福利厚生を提供してくれます。
稼げるようになるほど保険料の折半とかは助かるんですよね。仮に月100万円稼いだ場合の社会保険料は約10万円かかってきますが、労使折半になると自分の負担は5万円で済みます。
他のサポートと合わせると月で5万円〜10万円程は負担が変わってくるので、私自身とても助かっています。
週3案件を探したいなら、レバテックフリーランスとMidworksの2つは掛け持ちしておくのがオススメ。
週2で技術UPができる案件が見つかるエージェント
週3+週2の案件掛け持ちをするためには、週2の案件を紹介してくれるエージェントを活用しましょう。
実は週2案件を紹介してくれるエージェントはめちゃくちゃ少ないです。エージェントとしても週2案件を探すのが結構たいへんで、それに力を入れている所があまりないからです。
週2エージェントでオススメできるところは1つ。技術がしっかりと伸ばせるような案件を紹介してくれるところを紹介します。
ITプロパートナーズ
週2日〜の案件を見つけたい時に使っているのがITプロパートナーズです。
運が良ければ週1日の案件を紹介してもらえることもあります。その点については、エージェントに直接面談時に聞いてみましょう。
ITプロパートナーズの特徴は、「週2・月40万」のような単価としても魅力的な案件DBがあることです。キャッシュリッチな企業をクライアントとしているから、単価が高い案件が多いです。
フリーランスWebエンジニアへのサポートも非常に丁寧で、週2案件を探すためには欠かせないエージェント。
上述した通り、週2日の案件を持っているエージェントはほとんどなくて、ITプロパートナーズからは定期的に案件を紹介してもらっています。
ひとまず週4、週5日でがっつり稼ぎたい人向けのエージェント
これまでに説明した通り、僕のオススメは「週3+週2」の掛け持ちスタイルです。掛け持ちスタイルをするなら「レバテック+Midworks+ITプロパートナーズ」の3つのエージェントを掛け持ちしておくのがまず間違いないです。
ただ、フリーランスWebエンジニアの中には1案件週5日スタイルが良いという人もいます。そのような人のために、がっつり稼げて良い案件を紹介してくれるエージェントを2つだけ紹介します。
高額案件しか取り扱わないから稼げるTechClips
単価を最重要視して案件を選びたい人におすすめなのがTechClipsフリーランス。
エンジニアの開発案件には多重請負構造という闇が存在し、二次請け・三次請けと大元の発注者と開発者の間に中間業者が複数入ってしまうことでフリーランサーの報酬が目減りしてしまうケースがあります。
TechClipsフリーランスの場合、大元の発注者からの直請け案件のみを取り扱っていることで、中間マージンを最小限にまで抑えることで高単価を実現しています。
なおかつ、高単価でフリーランスエンジニアの満足度が高い案件のみを取り扱っています。
まずは簡単な会員登録を済ませれば案件の詳細を確認ができるようになっています。
クローズドなリモート案件が見つかるtech tree
「週4−5のリモート案件」という条件で探している人にピッタリのエージェントです!(なかには週1〜2のリモート案件もあります)
tech treeも上述のエージェントと同様に直案件のみを取り扱っているのですが、一番推しなポイントが「リモート案件もある」という点です。
Midworksでリモート案件が減ってしまったことに示されるように、なかなかリモート案件を取り扱っているエージェントは見つからないのですが、tech treeの場合はリモート案件の紹介にも力を入れていて最近特にお世話になっているエージェントです。
tech treeがリモート案件を多く扱えている理由は、tech treeの社員の人が社外のIT企業との繋がりが多く、地道にクローズドな案件を紹介してもらっているからです。
クローズドというのは、他のエージェントには公開していない案件のことです。つまり、tech treeにしかないリモート案件が多くあるので、僕も他のエージェントと併用して使っています。
これまではレバテックフリーランス、Midworksで週3案件を探しながら、ITプロパートナーズの方で週2日案件を探すというスタイルでしたが、Midworksは最近使わずにその代わりにtech treeを使うようになりました。
tech treeでは週4〜5稼働がメインではあるものの、担当者の方との相談によっては希望条件に合わせた内容の案件も紹介してくれます。
参考までにtech treeを使っているフリーランスの方のコメントも掲載しておきますね。
フリーランスになったらやっぱり稼ぎたいので、色々登録した中から単価が高いtech treeを選びました。直案件なので単価交渉もしっかりしてくれています。大手のエージェントも登録しましたが、tech treeが1番対応が早かったです。(iOSアプリエンジニア 男性/32才/年収1,200万)
自社受託案件の話が面白そうで、とりあえず登録だけしました。たまにメルマガが来るので連絡したら、受託案件は週1~2のリモートが可能で、出社時間も調整してもらえ参画を決めました。CTOも技術が非常に高く、一緒に働くと成長できる環境です。(サーバーサイドエンジニア 男性/34才/年収1,200万)
大手のエージェントも合わせて登録して、正直、あんまり案件は多くないけど掘り出し案件があればいいな…くらいで登録しました。確かに沢山案件紹介があるわけではありませんが、1件1件のご紹介や、なぜ私にオススメなのかを説明してくださり、事務処理的ではなくフリーランスに寄り添ってくれているのが伝わったのが決め手です。(Webディレクター 女性/35才/年収1,100万)
オススメエージェント比較
エージェント | 最低稼働日数 | 単価 | 技術 | リモート | 一言 |
---|---|---|---|---|---|
レバテックフリーランス | 週3〜 | ◎ | ○ | ✗ | まずはこれに登録しておけば間違いないというくらい万能型なエージェント |
Midworks | 週3〜 | ○ | ◎ | △ | フリーランスWebエンジニアが使える福利厚生サポートが使える。ベンチャー系が多く、技術UP案件が見つかる |
ITプロパートナーズ | 週2〜 | ◎ | ○ | ○ | 週2掛け持ち案件を探すために使っているエージェント。レバテック、Midworksと併用するのが◎ |
TechClipsフリーランス | 週5 | ○ | ◎ | ✗ | レバテックと併用して高単価案件を探したい時に使っています |
tech tree | 週4〜5 | ○ | ○ | ○ | リモート案件を探すために使ってます |
目的別に5つ紹介しましたが、まずはレバテックフリーランスとMidworks、ITプロパートナーズの3つに登録しておけばOKです。
なんでもかんでも登録しても意味ないですが、1つしか登録しないと情報に偏りが出てしまうので、3つくらいに絞るのがオススメ。
レバテックフリーランス、Midworksで週3案件を探しながら、ITプロパートナーズの方で週2日案件を探すというのがいいバランスかと。
ひとまずそれぞれに登録してみて実際にオンライン面談で話を聞いてみると、色々と教えてくれますよ。
フリーランスWebエンジニアはクラウドソーシングを使うべきか?
クラウドソーシングは絶対にやらないほうがいいですね〜。安く買い叩かれたり、品質の低い案件が多いッス...
クラウドソーシングもフリーランス開始当初に使ってみましたが、結論「使わない方がいい」です。
案件探しに時間がかかる、低単価の案件ばかり、契約やコミュニケーションコストがかかるのが使わない方がいい理由です。
デザイナーやライター向けの案件探しにはクラウドソーシングは便利ですが、エンジニアの案件はあまりいい案件がありません。
私がフリーランスを始めた頃はそこそこ開発の案件もありましたが、今では開発案件の数は少なくなってきました。
掲載されている案件もWordpressでWebサイトを作って欲しい(10万円)みたいな結構厳しいものばかりです。
クラウドソーシングがあまり使えなくなった今はエージェントを使うのが一番効率がいいです。
フリーランスWebエンジニア生活が便利になるツール
フリーランスWebエンジニアとして活動する場合、見積書や請求書を作ったり、確定申告をする必要が出てきますね。そういったニーズを汲みとった企業が便利なサービスを出しているので、無料で使えるものはどんどん使うようにしましょう。
後回しにすると大変な会計処理はfreeeを使う
フリーランスは個人事業主として確定申告が必要です。確定申告と聞くと「めんどくさい」「ややこしい」というイメージがありますよね。かつて私自身も同じようなイメージを持っていました。
一番やったらいけないのが売上の管理を後回しにして確定申告前にしわ寄せが来てしまうことです。
フリーランスになったら毎月の売上(報酬)と経費は必ずログを残しておいて、年度末の確定申告で精算をしなくてはいけません。
昔はエクセルで仕分けをしていたんですが、freeeを使い始めてから毎月の仕分けがめちゃくちゃ楽になりました。
freeeを使えば銀行口座やクレジットカードと連携してくれるので、いちいち目視で入力して行く必要がありません。
報酬が銀行振込で入金されたら事業報酬として勝手に仕分けしてくれたり、経費も自動で振り分けしてくれます。
エクセルでポチポチ費用計上しているのがアホらしくなるくらい便利なので、使ったほうがいいですよ。一度登録した取引先などは自動振り分けまでやってくれるのでかなり便利です。
既にフリーランスになっている人なら絶対使ったほうが効率よく仕事ができますし、これからフリーランスになろうと思っている人も忘れないうちに登録しておいた方が後々絶対に楽になります。
税金周りの疑問を解決する税理士ドットコム
僕はかつて大失敗したことがありました。。。
それはフリーランスになった時の税金の管理です。
例えばあなたは以下のことを理解してますか?
- 確定申告で損をしない経費計算のやり方は?
- フリーランスWebエンジニアは源泉徴収が必要なのか?
- 住民税の税率と支払のタイミングは?
このあたりを理解しないままフリーランスになると税金で損をします(過去の僕がそうでした)。
損だけならまだしも、去年の税金が想定以上に高くて支払いがきつい...!みたいなフリーランスの人もよく見かけます。
そういう人は税理士さんに相談して正しい知識を知っておくことが重要です。
知っておくことと知らないことは全然違います。
例えばフリーランスWebエンジニアとして経費計上できるものは何か?Macbookは経費にそのまま計上していいのか?など結構ブラックボックスのままの人が多いんです。
税理士さんって高いんじゃないの?と思う人が多いんですが、実は違います。
税理士ドットコム はあなたにピッタリな税理士さんを無料で探してきてくれるサービスで、相談したい内容、依頼したい内容、金額感を伝えればそれに合わせて税理士さんを紹介してくれます。
僕の場合は毎年の確定申告を税理士さんにお願いしています。
確定申告の依頼料金の相場は5〜10万円程で、自分でやるとストレスも溜まるし時間もかかるので依頼した方が安いので税理士さんを利用しています。
だって5万円だったら1日の報酬でカバーできちゃいますからね。仮に人日2.5万円だったとしても2日分なので絶対に依頼した方が合理的です。
これからフリーランスになる人はフリーランスになるにあたって準備しておくべきことなどを教えてもらいましょう。
既にフリーランスの人で確定申告で非効率な仕事に追われている人はさっさと税理士さんに相談してみましょう。
税理士さんは確定申告時期が忙しくなるので、今のうちに相談しておいて、良い税理士さんを見つけておくのがおすすめです。
フリーランスWebエンジニアの心得:案件獲得数=接触回数×契約率
案件獲得数は下記のような公式で考えていました。
案件獲得数 = 案件接触数 x 契約率
案件獲得数を増やすためには、「案件接触数」か「契約率」のどちらかの変数を改善する必要があります。一番簡単なのは案件接触数を増やすことです。自分が希望する条件を満たす案件にできるだけコンタクトを取って、案件接触数を増やすことで自然と案件獲得数は向上していきます(もちろん、冒頭で説明したように自分を安売りするような案件は無視すべき)。
この案件接触数のうまい増やし方は「受動的な探し方」と「能動的な探し方」の2つに分類されます。受動的な探し方はエージェントを使う方法が該当し、能動的な探し方はクラウドソーシングサイトが該当します。この両輪をうまく回ることで私は新規案件の獲得が途切れないようにしています。この両輪が回り始めた後、さらに既存クライアントから継続した案件という新しい武器も登場するので、そうなれば単価UPにも繋がるため月収が向上するドライバーになります。
フリーランスWebエンジニアのための目的別オススメのエージェントまとめ
最後にもう一度、おすすめのエージェントをまとめておきます。
エージェント | 最低稼働日数 | 単価 | 技術 | リモート | 一言 |
---|---|---|---|---|---|
レバテックフリーランス | 週3〜 | ◎ | ○ | ✗ | まずはこれに登録しておけば間違いないというくらい万能型なエージェント |
Midworks | 週3〜 | ○ | ◎ | △ | フリーランスWebエンジニアが使える福利厚生サポートが使える。ベンチャー系が多く、技術UP案件が見つかる |
ITプロパートナーズ | 週2〜 | ◎ | ○ | ○ | 週2掛け持ち案件を探すために使っているエージェント。レバテック、Midworksと併用するのが◎ |
TechClipsフリーランス | 週5 | ○ | ◎ | ✗ | レバテックと併用して高単価案件を探したい時に使っています |
tech tree | 週4〜5 | ○ | ○ | ○ | リモート案件を探すために使ってます |
上述しましたが、レバテックフリーランスとMidworksで週3高単価案件を紹介してもらい、ITプロパートナーズでは週2技術UP案件を紹介してもらうというスタイルが月100万円を達成するためには一番いい方法だと思います。
まずはどれか1つだけという場合はレバテックフリーランスが間違いないですね。
特にMidworksは、高単価な案件に加えて福利厚生でのサポートがあるので、年収で考えると他のエージェントと結構な額(50万円〜80万円)が上乗せできます。
どのエージェントへの登録は無料なので、まずはWebサイトから会員登録してみましょう。会員登録をすれば担当者からメールや電話で案件について詳しく聞くことができます。
話を聞いてみて万が一気に入らなければ案件の紹介を断れば大丈夫です。
会員登録しないと紹介してくれない案件がたくさんあるので、登録しないと良い案件を見逃す可能性があります(良い案件はすぐに人がアサインされてしまうので)。
まずはぜひ登録から始めてみてください。
フリーランスWebエンジニアを始めるときに最も重要なのは情報収集です。エージェントにはそれぞれ案件のクセのようなものがあるので、3つくらいのエージェントを見比べて相性を見ていくのが一番効率良く、希望の案件を見つけられます。
エージェントを使ってもフリーランスWebエンジニア側には全くお金はかからないので、最初は色々と利用しまくりましょう。
正直、ネットで調べながら色々と考えたりするよりも、レバテックフリーランスとMidworks、ITプロパートナーズの3つのエージェントとの面談をして、希望条件を伝えて、実際に案件を見せてもらったほうが早いです。案件を見ていくうちにぼんやりしていたものがクリアになっていくはずなので、まずは第一歩を踏み出してみるのをおすすめします。
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知らないと損する、プログラマーが副業でお金を稼いで技術を磨く方法
2020年2月5日更新
高単価かつ面白い副業探しに便利なサイトを記事の後半でご紹介しています。
この記事では、お金も稼ぐし、技術も伸ばす。そんなプログラマーとしての副業方法を紹介します。
私自身、副業としてこれまで数十社の開発を手伝わせてもらいました。エンジニアとしての副業には様々なメリットがあります。月収が上がることに加えて、複数の企業と開発ができることで他社の技術を学ぶことができます。
副業=お金を稼ぐというイメージが強いですが、それだけではなく自分の技術を磨く副業方法のコツは必ず抑えておきましょう。
プログラマーである私の副業方法
お金を稼ぎながら技術力も向上させるという一石二鳥の副業方法にはコツがあります。単に開発を手伝っても時間の切り売りになってしまうだけなので、お金を稼ぎながらいかに自分の技術を磨くかという点にこだわることがエンジニアとしての副業のポイントです。
週1日稼働を2社
多くのプロジェクト、多くの開発者と仕事をする機会を得ることで幅広い環境から情報をインプットすることができます。
そういった意味では1社と週2日の契約を結ぶよりも、2社と週1日ずつの契約を結ぶ方がインプットの量が増えます。
本業の1社だけの開発文化とは全く違う視点での学びを得られることは副業の大きなメリットです。他社のコードレビューの文化、他社の優秀なエンジニアの書いたコード、チームマネジメントや開発手法など自社だけでは見えてこなかった貴重な体験を味わうことができるため、週1日であっても様々な面で吸収できますね。
技術を盗みたいと思うエンジニアがいる会社を狙う
単価がいいという理由だけでクライアントを選んではNG、というかもったいないですね。狙うべき副業先は単価が良くて、かつ周りに優秀なエンジニアがいるところです。
エンジニアなら何名か常にウォッチしている優秀なエンジニアの方がいると思います。そういった人が参加しているプロジェクトに自分が入ることで、内部でしか得られない貴重な体験ができます。
コードレビューのお手伝いする
自分が手を動かす案件ばかりやらないほうがいいです。これは労働集約的な稼ぎ方から脱却するためのポイントです。
最もROIが高い副業はコンサル、技術顧問のような立ち回り方ですが、これは少々ハードルが高いのでスルーでOKです。その次の手法として挙げられるのがコードレビューのような案件です。
インターン生が多くいる会社やこれからエンジニアを育てたい組織などでは、経験年数が豊富なエンジニアからのコードレビュー、技術の棚卸しが求められています。 こういった業務は実際に自分がコードを書くわけではないため、時給換算するとROIが良い働き方なのでおすすめです。
3ヶ月単位で副業先を変える
2社と契約していろんなプロジェクトを見るときの理由と同じで、同じ会社と1年副業契約しても得られるスキルは低減していきます。
それよりはクオーター単位で契約先を変えていき、どんどん新しい環境から技術を自分のものにしていくというのがエンジニアとしての成長速度を早めてくれます。 新しい副業先の選定方法は人、技術、サービス形態などいろいろな判断軸があるので、自分にあった視点で見るのがいいでしょう。
プログラマーの副業の探し方
最も効率が良く副業を探すなら、エージェントを活用する方法が一番です。エージェントが使える3つの理由がこちら。
- 早く見つかる
- 単価が高い
- すぐに始められる
エージェントは多くの副業案件を持っているため、我々の希望条件に合った企業をすぐに探してくることができます。
知人紹介がなぜ非効率なのか
副業を探すときに知人に企業を紹介してもらうというパターンがありますが、この方法は結構非効率です。なぜ非効率かというと、
- すぐに見つかるかわからない
- 幅広く副業先を検討できない
- 契約の手間がかかる(!)
- 単価交渉が面倒(!!)
副業募集をしている企業をたまたま知人が知っていればいいですが、「探しておくわー!」というパターンがほとんどです。
もし知り合いに企業を紹介してもらえたとしても、そこから契約・勤務開始までが実はすごく大変。それに加えて知人経由で何社も副業先を見つけることはほぼ不可能なので、比較検討ができないデメリットが大きいです(もちろん働いてみたい副業先がそもそもある人は、そこと繋がりがある知り合いを探すのが良いですが)。
副業を自分だけの力で探すとなると、面接の設定や書類の準備、単価の交渉まで全部自分でやらないといけません。
特に面倒なのが単価交渉です。もしあなた自身が交渉力に自信があったり、相場を知っている場合は単価交渉をスムーズに進められるかもしれません。しかし、企業側は基本的に足元を見て単価交渉してくるのが常。結果として予定より少し下回った金額で副業するケースが結構多いんです(人とは弱いもので、面談過程でその企業がある程度魅力的に見えたら単価を下げてOKを出してしまうものなのです...)。
せっかく月収UP&技術UPを目的とした副業探しをしていたのに、予定の希望単価より下回ってしまっては本末転倒。なので、エージェントという手を使うわけです。
エージェントを使うほうが良い理由
エージェントは企業から紹介フィーをもらっているので、プログラマー側には一切費用は発生しません。
それなのに上述した面倒なことは全てエージェントがやってくれます。面談日時の設定や単価設定などですね。間にエージェントが入ることで単価交渉は格段にやりやすくなります。
例えば、「時給5000円以上で探している」という条件が必須であれば、その旨をエージェントに伝えましょう。そうすればその条件を満たす案件しか紹介されません。つまり、単価交渉においては、戦わずして勝つわけです。
もう1つメリットがあります。それは副業先をチェンジするときです。エージェントを介した契約であれば、今勤めている副業先の契約を終了することは比較的簡単です。なぜなら、エージェントを介していることである種「ドライ」に契約ができるからです。
もしエージェントなしで直接企業と契約した場合には、契約終了についての交渉も自分自身で行う必要があります。「あと3ヶ月続けてほしいんだけど...」と言われた時に、自分自身で直接「すみません、継続は難しくて...」と伝えるのと、エージェントから「○○さんは次の案件が決まっておりまして、契約が難しいです」と伝えてもらうのでは心理的ストレスが圧倒的に違います。
私自身がプログラマーなのでよくわかるのですが、プログラマーは基本的にウェットで面倒な交渉とかは嫌いな傾向にありますよね(人にもよりますが)。なので、副業はあくまでも「月収UPと技術力UPのため」と割り切って、それを遂行するためにベストな策を取るのが良いと思います。なので、私は基本的にエージェントを活用しています。
副業が見つかるサイト
副業ブームが盛り上がってきている中、実は副業案件を取り扱っているエージェントはまだそれほど多くありません。
「副業案件を持ってるよ」と言いながら週5日の案件を紹介してくるエージェントもあるので気をつけましょう。
これから紹介する3つのエージェントは私自身が実際に使っている信頼できるエージェントのみです。
Workship
Workshipは数あるエージェントの中で週1日〜の副業案件を多数持っているエージェントです。
週1稼働OKの案件を扱っている案件掲載サイトはWorkshipのみで、副業探しにベストなツールなのでぜひ活用してみましょう。
たとえばこんな感じの案件があります。
平日の夜や土日に副業ができる
資金調達をしたベンチャー企業
すぐに稼働がOKな案件も多くある
会員登録すれば全案件が見れるようになります。企業規模も事業内容も幅広く取り揃えているので、私は定期的にWorkshipを見て気になる企業にコンタクトを取っています。
Workshipでは、Webサイト上で簡単なスキル登録を済ませて、あとは気になる企業をお気に入りに登録するだけでOKです。あとは企業側からコンタクトが来れば、オンライン上でやり取りを進めていく感じになります。
面談もオンラインOKな企業もあるので、全てオンライン上で済ませることができるというのも1つの魅力。
平均単価も高く、イチオシのサイトなのでまずは登録して使ってみてください。
ITプロパートナーズ
Workshipと合わせて使ってみて頂きたいのがITプロパートナーズ。
ITプロパートナーズはリモートOKな副業を数多く持っています。Workshipは週1日OKが特徴でしたが、ITプロパートナーズはリモートOKが特徴。
WorkshipでもリモートOK案件はありますが、1社だけだと全部カバーできないのが現状です。なので、WorkshipとITプロパートナーズの両方で副業案件を探したほうが幅広く企業を探すことができます。
WorkshipとITプロパートナーズの大きな違いは、ITプロパートナーズの方がよりエージェントっぽいサービスになります。
WorkshipはWebサイトでマッチングする仕組みですが、ITプロパートナーズの場合はITプロパートナーズのエージェントの方に一度希望条件を伝えて、その条件に合う企業を提案してくれる形です。
どちらが良いとはかないので、私は両方使っていますが、ITプロパートナーズの方が実際にエージェントの方が色々探してきてくれるのでスピード感はあります。自分で探す手間もないですしね。
エージェントの方が非常に親切で、希望条件に対して的確に案件を提案してくれるので信頼して利用を続けてます。
一番効率が良い方法
2つのエージェントのどちらに登録するか迷う方もいると思いますが、ひとまず全部登録するのがオススメです。
Workship、ITプロパートナーズでは扱っている案件の種類が異なるため、最初は各エージェントから幅広く情報を集めることが重要です。
どちらも登録すれば案件を誰でも見ることができるので、まずは登録してみて自分に合う方を選んでいきましょう。
副業探しで最初に重要になるのは情報収集です。イメージ的には3社を自分の秘書のようにして、希望条件に合う副業先を見つけてもらう感じです。
まずは登録から始めてみましょう。
最後にそれぞれの特徴をまとめておきますので、最終的には自分に合ったサイト・エージェントを使ってみましょう。
サイト名 | タイプ | 案件の探し方 | リモート案件 | 単価 | 稼働日数 |
---|---|---|---|---|---|
Workship | マッチング | 自分で探せる | ○ | ○ | 週1〜 |
ITプロパートナーズ | エージェント | 探してくれる | ◎ | ◎ | 週1〜 |
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